2017年度 活動レポート 第270号:岩手大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第270号

岩手で学ぶ最先端のデジタルコンテンツ&メディアテクノロジー

岩手大学からの報告

2017年11月10日(金)から11月17日(金)の間、アジアの2か国(中国、モンゴル)の4大学(西北農林科技大学、モンゴル国立大学、モンゴル科学技術大学、モンゴル人文大学)より大学生・大学院生合計10人を岩手大学へ招へいしました。

初日

成田空港に教員が迎えに行き、引率して夜に盛岡駅に到着しました。緊急時の連絡先や安全に関する説明を行いました。

2、3日目

芸術科学会が主催するCGやマルチメディア分野に関する研究集会NICOGRAPH 2017に参加しました。今回の招へい学生は、ソフトウエア系学生が中心であるため、最新のVR(バーチャルリアリテ)・AR(拡張現実)のセッションを興味深く聞いていました。3日目の学会終了後、県内のショッピングモールへ行き、フードコートでの食事と買い物を楽しんでいました。

写真1
NICOGRAPH 2017にて

4日目

午前に岩手大学長による基調講演、工学部紹介、特色ある研究分野紹介を行いました。学長の講演では、東日本大震災からの復興へ向けた本学の取組が紹介され、地方における復興にはローカルからグローバルへ進むグローカルの考え方を説明され、各地域に応じた問題点の解決に向けて新たな科学技術の創造の重要性を説明されていました。

特色ある研究分野紹介では、コンピュータビジョンの研究、数理モデルを用いた情報技術の研究紹介が行われました。午後からは研究室に分かれて、招へい学生・本学学生による研究紹介と各研究室による課題を実施しました。夜は、交流会を開催して、本学の教職員・学生との交流を深めました。

写真2
講演会の写真
写真3
交流会にて
 

5日目

4日目の午後に引き続き、各研究室で課題を実施し、翌日の発表会の資料作成を行いました。夕食は、旬菜食健レストランビュッフェに行き、日本の美味しい食事を楽しみました。

6日目

午前中に各研究室による体験や課題をまとめた成果の発表会を行いました。写真計測による3次元モデル生成やそのモデルを用いて3Dプリンタによるモデル製作体験、プロダクトデザインの講義と実物の見学、生体センシング技術の講義と電子回路を用いた心電計の作成と心電図の計測、ランダムグラフ理論や非線形時系列モデルのメディア系技術への応用の講義およびシミュレーションの体験を行ったなどの発表がありました。

この日が本学で実施する行事は最後日となるため、修了証書の授与式を行いました。その後、本学学生の案内によるキャンパスツアー、研究室見学を行いました。夕方に盛岡を出発して新幹線にて、東京に向かいました。

写真4
授与式にて

7日目

日本科学未来館を訪問しました。ここでは、最新の人型ロボット、宇宙・地球・生命の展示などの見学を行い、日本の最新科学技術に触れ、多くの写真を撮っていました。特に、アシモによる実演は、歓声を上げ動画を撮るなど、真剣に見学していました。

写真5
日本科学未来館前にて

8日目

成田空港まで移動し、記念撮影をして名残惜しい中、皆さん元気に帰国しました。

写真6
成田空港(帰国)