2017年度活動レポート(一般公募コース)第247号
モンゴルの高校生が、横浜国立大学で最先端の都市科学を学ぶ
横浜国立大学からの報告
2017年12月6日から13日までの約1週間、横浜国立大学国際戦略推進機構は、さくらサイエンスプログラムの支援により、本学と大学間協定を結んでいる新モンゴル工業大学と同系列の高等学校である、新モンゴル学校(モンゴル国)から、高校生10人と教員1名を受け入れました。
これは、モンゴルの生徒たちが本学での模擬講義や実験・実習を通して、最先端の都市科学を学び、急速に発展する自国の都市や都市開発について考えるとともに、日本での留学や研究を志すきっかけづくりをすることを目的として実施されました。
模擬講義の受講
「これからの都市はどうあるべきか」をメインテーマに10の特別講義を受講し、様々な視点から都市のあるべき姿について学び考えました。加えて本学の実験施設の見学や、機器を使用した測量実習も行い、大学での研究活動を体験しました。
科学館見学
休日を利用して科学館等を見学しました。生徒たちは「日本の最先端の科学技術に触れて驚き、感動した」と熱心に展示物の説明を読んで学んでいました。東京都庁やみなとみらいの街にも立ち寄り、東京・横浜という都市への理解を深めました。
≪訪問先≫
東芝未来科学館、三菱みなとみらい技術館、東京都庁、TEPIA先端技術館、日本未来科学館
文化交流
初日のオリエンテーションでは、モンゴルの生徒たちが本学学生・教職員に向けて、モンゴル国と新モンゴル学校について日本語で紹介しました。また現在本学に留学中である新モンゴル学校出身者を招き、本学での留学生活について話を聞いたり、日本留学を目指す上でのアドバイスを受けたりしました。
最終日の研修発表会では、生徒たちが二人一組で本研修での学習内容を模造紙にまとめて発表しました。また、美しいモンゴルの民族衣装を纏ってモンゴルの伝統舞踊も披露してくれました。
参加者の声
・このプログラムで日本の科学技術の発展だけでなく文化や道徳を体感することができ、また知識のレベルも高めることができてよかった。プログラムに参加して自分の夢を見つけることができたし、多くのことを学んだことで日本へ留学したいと改めて思った。
・大学で実習・実験を体験できて面白かった。
日本語学習歴の短い学生もおりましたが、全員がこのプログラムに果敢に挑戦していました。参加学生たちは、本学でモンゴル出身の先輩と交流したり、講義・実験を体験したりしたことで、日本留学に対して具体的にイメージできるようになり、目標が定まったようでした。当プログラムへの多大なご支援を誠にありがとうございました。