2017年度活動レポート(一般公募コース)第246号
グローバルに活躍する人材育成を目指した国際交流
岡山大学からの報告
12月17日から24日にかけて、シンガポール国立大学、マレーシア・プトラ大学、マラヤ大学、中国・浙江大学、浙江工業大学、厦門大学の若手教員、博士、修士学生の合計11名を招へいしました。
本プログラムは、岡山大学・中村有里技術専門職員が中心となり、冨田栄二工学部長、自然科学研究科・早川聡教授、坂倉彰教授、岡田晃教授、豊田啓孝教授、環境生命科学研究科・難波徳郎教授、新医療研究開発センター・吉原久美子助教らがアドバイザーを担当しました。
滞在期間中に、医用材料分野・環境材料分野・歯科材料分野での議論やセミナーを行うことで、我が国の優れた科学技術を体感してもらうことができました。
また、学内の広報・情報戦略室、グローバルパートナーズ事務室も訪問し、部門を超えて全学で連携した取り組みを行いました。将来的な岡山大学への留学をイメージしてもらうための懇談会や岡山の誇る日本三名園・後楽園や岡山城の見学も行いました。
さらに期間中、富山高等専門学校も訪問。新規材料に関するセミナーや議論も行いました。最新の研究設備と所属学生さん達の研究への情熱に、一同は感銘を受けたようでした。富山県内のYKKセンターパークの見学し、ものづくりの技術や歴史を学びました。
招へい者達は、シンガポール・マレーシア・中国の有名大学から、少数ずつ選出された優秀な修士・博士課程学生と若手教員です。それぞれが、各大学ひいては各国の代表という認識で参加することができ、グローバルに活躍する未来予想図を描けたようでした。
本プログラムは3年継続の2年目です。異なった国や研究分野のバックグラウンドを持つ若手教員と学生を一度に招へいすることで、多様性(ダイバーシティ)を認めながら、物事を多角的・多面的に吟味し見定めていく力(クリティカル・シンキング)を体系的に学ぶことを目的としています。
今後も科学技術を通じてグローバルに活躍する理工系の人材育成に貢献する予定です。
このような貴重な機会をいただいたさくらサイエンスプログラムに心より御礼申し上げます。
なお、本プログラムの活動に関して岡山大学トップページニュースや岡山大学工学部トップニュースでも報告させていただきました。