2017年度 活動レポート 第233号:早稲田大学本庄高等学院

2017年度活動レポート(一般公募コース)第233号

タイの高校生との科学技術交流プログラム

早稲田大学本庄高等学院からの報告

2017年12月16日~21日の日程で、タイのSatit Prasarnmit Demonstration School(SPDS)が本庄学院を訪問しました。この学校はバンコクにあるSrinakharinwirot Universityの附属高校です。Demonstration Schoolとは、タイで大学の教育学部に附属し、カリキュラム開発や教材研究、教師育成を目的とする学校のことです。

12月16日(土)

成田空港着。本庄市内ホテルチェックイン。

12月17日(日)

絹の伝統文化・技術と現代技術の勉強を目的として、日本、特に群馬の絹産業、絹という素材、現代の絹技術がわかりやすいように展示されている日本絹の里と、富岡製糸場を見学しました。

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日本絹の里、座繰り機体験
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富岡製糸場
 

富岡製糸場では、近代化の中でどう日本で絹産業を位置づけ発展させてきたかを学びました。

12月18日(月)

Opening Ceremony(教員・生徒代表スピーチ、学校紹介、文化交流)、共同研究。テーマは「絹の伝統的文化と技術 ~未来に継承する~」としました。

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opening ceremony文化交流

先立ち、SS部で日本の伝統的手織座繰り機で破損したギアとカムを3Dプリンターで再生し、伝統技術の継承を目指している3年原田君の研究発表が行われました。その後、日泰混合で3班に分かれ、両国の絹文化・技術の歴史、現代の問題点を踏まえ、今後の方向性を検討しました。

午後にはヤマキ醸造で醤油づくりを体験し、その後、歓迎夕食会を行いました。

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ヤマキ醸造

12月19日(火)

赤城乳業見学。ここは、アイスキャンディーのガリガリ君で有名な企業ですが、その衛生管理、アイスキャンディーを作る過程でのアイデアは、大人が聞いても大変興味深いものがありました。

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赤城乳業にて

午後からは、企業が環境保護に取り組んでいる例として有名な、サンデンフォレストを見学しました。

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サンデンフォレストにて

12月20日(水)

JAXA(Japan Aerospace Exploration Agency)を見学しました。特に衛星からの画像解析技術が興味深かったです。

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JAXAにて

午後に訪れた科学未来館は、最終日に取ったアンケートでは、「行ってよかった場所」人気、ダントツでナンバー1でした。

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日本科学未来館にて

12月21日(木)

早稲田大学西早稲田キャンパスツアー。2班に分かれ、教室、研究室、作業場、カフェテリアなどを見学しました。最後に、大学側から入学に関しての説明がなされました。この中から早稲田に入学する者が出てくれることを期待します。

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早稲田大学西早稲田キャンパス
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キャンパスツアー
 

共同研究プレゼンテーションでは、Certificate、講評のあと、参加生徒全員にこの間の感想を語ってもらいました。共同研究プレゼンテーションは、費やした時間が少なかった割には、3チームとも大変クオリティの高いものでした。

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共同研究成果発表

このような内容で、初めてのSPDSとの交流が終わりました。サイエンスコース2クラスの中から30人が応募し、その中から選抜された9名とのことでしたが、みんな人懐っこく英語が堪能でした。

最後に、一人の参加生徒のアンケートを抜粋して紹介します。

This program is much better than I expected. I've receive the opportunity to know Japan more. Being here for 1 week, I've learned a lot in the aspect of science, culture, technology and Japanese people. (中略)Everything was so nice. This program inspire me to go abroad in the future. Please continue doing this project. It's the marvelous chance for Youth.