2017年度活動レポート(一般公募コース)第201号
新モンゴル工科大学と東京工業大学の学生研究交流プログラム
東京工業大学物質理工学院材料系 林智広研究室からの報告
NEW MONGOL INSTITUTE OF TECHNOLOGY(NMIT)からの学生さんと教員(計11名)を招へいし、2017年9月11日-9月20日の10日間に渡って、東京工業大学のキャンパスツアー、企業見学、日本未来館の見学、鎌倉・江ノ島見学、ナノテクノロジー関連の実習、成果発表会などを行いました。
初日
成田空港でモンゴルからの皆さんを出迎えました。こちらはサプライズのつもりで、巨大ポスターを用意していきましたが、NMITのメンバーは全員さくらサイエンスプログラムのためのお揃いのシャツを着てきてくれて、サプライズのお返しを頂きました。
当日はバスで成田からバスで町田のホテルまで移動し、バスの中では初めて見る日本の風景に皆さん興奮していて、長旅の疲れなどは感じられませんでした。
2日目
東京工業大学の大岡山キャンパスの図書館、スーパーコンピュータ(TSUBAME)を見学、その後、すずかけ台キャンパスに移動し、東工大発の発明博物館を見学しました。新しい東工大の図書館、初めて見るスパコンに関してたくさんの質問をしてくれました!
3日目
旭化成(株) 基盤技術研究所を見学させて頂きました。日本の企業の研究開発現場を見て頂き、中には「日本で就職したい!」という学生さんも出てきて、企業の方と熱心にディスカッションしていました。旭化成(株)の皆様にここで場所をお借りして御礼を申し上げたいと思います。
4日目
東京工業大学(すずかけ台キャンパス)での生活にも慣れてきました。自分たちで食堂のメニューを見て、自分たちで注文することも問題無くなり、NMITの学生さんの”たくましさ”を実感しました。
5日目
少し研究・実習を離れ鎌倉の大仏、江ノ島水族館を見学しました。海に面していないモンゴルで育った彼らの中には、初めて海を見た学生さんもいて、大はしゃぎの様子でした。
6-8日目
いよいよ、林研究室での原子間力顕微鏡を用いた分子観察にチャレンジしました。10ナノメートル程度のタンパク質分子が画面上に現れると、拍手喝采が起こりました。
最終日
各々の研究成果を発表して、修了式を行いました。
最後に今回のさくらサイエンスプログラムの感想を尋ねたところ、「絶対にまた日本に来たい!」という嬉しいコメントを残してくれました。