2017年度活動レポート(一般公募コース)第193号
タイ、マレーシアの次世代を担う若者との科学技術交流
長岡技術科学大学からの報告
長岡技術科学大学では、昨年に引き続き、「さくらサイエンスプログラム」により平成29年11月9日から11月18日までの10日間にわたり、タイのチュラロンコン大学から5名の大学院生と1名の教員、マレーシアのマレーシア科学大学から3名の大学院生と1名の教員を招へいし、セミナー受講や研究実習を実施しました。
チュラロンコン大学、マレーシア科学大学とは、それぞれ2012年、2005年に、協定を結んで以来、教員や学生の交流が続いています。
今回は、物質材料、電気電子情報、分析センターの各研究室に招へい者を配属し、各研究室にて研究やセミナーに参加しました。
本プログラムを通して日本の先導的技術に触れ、日本人学生とのコミュニケーションを図ることで、活発な研究連携が密に、東南アジア諸国における今後の友好に非常に意義のある取り組みとなったと考えます。
今回のように将来の日本-タイ-マレーシアの次世代を担う若者が国を超えて、日本のリーダーシップのもと研究交流をすることは重要であり、この交流をきっかけに新たな共同研究ネットワークが構築されるよう、連携を進めて行きます。
また、滞在中の休日には、長野県にある善光寺へ日本人の教員、学生と一緒にバスツアーに行きました。日本の紅葉や伝統的な街並みと、甘くて美味しい果物に参加留学生は大変満足していました。
研究セミナー以外の休日を活用したこのツアーは、日本文化への理解を深めると同時に、参加留学生と日本人学生の相互のコミュニケーションの場のための貴重な機会となりました。
今回のプログラムを通して、それぞれの研究分野のグローバルセンスと、交流のモチベーションが高まり、3か国の相互連携の基盤構築を図ることができたと思います。
また、帰国日前日には、研究室でフェアウェルパーティーを開き、研究室の学生が日本料理を振舞いました。皆、手巻き寿司やうどんを始めとした日本料理への興味が高く、満足してくれました。
10日間と短い期間でしたが、両大学の招へい学生、教員と本学学生、教員にとって、たいへん良い国際交流の機会になりました。