2017年度活動レポート(一般公募コース)第168号
視野を広げ、学生同士の切磋琢磨を促進する日中交流プログラム
九州工業大学工学研究院准教授 長山暁子さんからの報告
2017年11月18日~25日の日程で、中国青島理工大学機械工程学院の大学院生10名と引率教員2名計12名(内自己負担4名)を迎えて、九州工業大学戸畑キャンパスにて、さくらサイエンスプログラムのプログラムを実施しました。
本学にて特別講義、研究発表、研究体験活動および実験室見学を行い、視野を広げるとともに、学生同士の切磋琢磨を促進することができました。また、北九州市環境ミュージアム、安川電機ロボット村、TOTOミュージアムを見学し、産業都市である北九州市の先端技術の一端を見ることできました。
11月18日
一行の到着後、オリエンテーションを実施しました。全体のスケジュール等を説明し、プログラム冊子一式を配布しました。
11月19日
午前中に、学内の教育研究施設の見学を行い、「工大祭」にて開催する学科展など各種イベントに参加することができました。
午後は、海外派遣報告会にて本交流活動と平行して実施している「グローバルエンジニア育成のための交流協定校派遣プログラム」によって派遣された学生が交流活動を報告した。その後、17件のポスター発表があり、学生・教員一同がポスターセッションにて研究交流を深めました。
11月20日
午前中は、共同研究セミナーの一環として、教員の特別講演2件を行い、質問が飛び交う活発な議論ができました。昼休みには、本学の百周年中村記念館にて教員懇談会を実施し、今後の交流計画や共同研究プロジェクトについて、率直な意見交換を行いました。
午後は、学生の口頭発表セッション後、三つの実験テーマに分けて研究体験活動を実施しました。
11月21日
本学教員の講演および学生の研究発表を行いました。その続きは22日と24日の午前中にも行われ、共同研究セミナーで計20件の研究発表があり、互いに刺激を受けながら、有意義な情報交換の時間を過ごしました。
11月22日・23日
午後には安川電機みらい館、23日は北九州市環境ミュージアムやTOTOミュージアム等を見学しました。産業都市の環境問題に対する取り組み、安川電機とTOTOの創業精神やものづくりへのこだわりへの理解を深めました。両日とも日本人学生が多く参加でき、見学しながら交流を深めました。
11月24日
午後には、留学希望学生の面接会を実施し、再来日に向けたサポートを行いました。夕方から訪問者ご一行を招いて、鶴田隆治副学長、宮崎康次副工学研究院長をはじめとする本学教員・学生一同で懇親会を盛り上げました。
短い間でしたが、本交流活動にご協力いただいた沢山の方々に心より感謝申し上げます。