2017年度活動レポート(一般公募コース)第107号
東南アジアの若手研究者が、食品の安全と機能解析を学ぶ
香川大学からの報告
香川大学では、2017年7月17日から7月26日の10日間、タイから4名、中国から名、ベトナムから1名の合計7名の若手研究者を招へいして、「東南アジアの若手研究者との食品安全機能解析に関する共同研究推進事業」を実施しました。
東南アジアには、未利用の食用植物資源が豊富にありながら、未だ系統的な分類とその機能性に関する調査が系統的に行われておりません。そこで、香川大学では、このプログラムを通じて、安全性や機能性に関する調査、研究をする基礎的な手法を学んでもらいました。
香川大学のある香川県は、伝統食品、オリーブなど独自の食材が多いだけでなく、食品企業の集積地でもあることから、今回のプログラムでは、それらの企業見学や最先端の食品製造技術に関する研修を行い、日本の食品製造技術や地域食品産業の現状を知ってもらいました。
また、本学が力を入れている糖尿病予防や動脈硬化予防作用等のある希少糖に関する研究についても学んでもらいました。参加者は非常に高い興味を示し、実習では、ノートをこまめにとったり、手を動かし覚えたり、技術の取得に熱心に受講していました。
今後、このプログラムへの参加をきっかけに、参加者がこれらの食品産業界の注目を集める機能性食品の研究をより学び、新たに自国で情報発信してくれることを期待できます。
醤油、お酒工場を見学
大規模食品製造工場の安全管理について見学研修