2017年度 活動レポート 第97号:千葉大学

2017年度活動レポート(一般公募コース)第97号

上海の高校生が、千葉大学で日本の科学技術を知る

千葉大学からの報告

2017年8月20日~26日に、上海の高校(復旦大学附属中学、上海交通大学附属等の7校)の2年生10名と引率教員1名を、千葉大学工学部に迎えました。

<8月21日>

緊張した面持ちの開講式も、理事、工学部長らによる挨拶、副学長による千葉大学の紹介へと進むと、歓迎ムードが伝わり、笑顔も見られました。

写真1
開講式での集合写真。生徒たちはやや緊張気味

午後には医工学コースでの研究実習を体験した。医工学という高校生に未知な学問領域に、興味津々の様子でいたのが印象的でしたた。

写真2
医工学コースでの研究実習風景

<8月22日>

日本の科学技術、産業を知ることを目的に、午前中に千葉市科学館、午後は京葉コンビナート地域へ電車で移動し、三井化学の市原工場を見学しました。

写真3
工場見学開始前の説明を聞く

<8月23日>

午前中に機械工学コースの研究内容の説明を受け、次世代モビリティーパワーソース研究センターを見学しました。

写真4
機械工学コースの概要説明に聞き入る

午後には物質科学コースで画像技術としてのホログラフィー実習を行った。各自が作成したホログラムは思い出として持ち帰ってもらいました。

<8月24日>

午前中に共生応用化学コースで、2010年度の日本人ノーベル化学賞受賞にもなった、クロスカップリング反応の実験を体験しました。保護メガネ、白衣、手袋を着用した本格的な化学実験で、ノーベル化学賞となった化学反応を自ら追試したことは記憶に残るものとなるでしょう。

午後からは日本科学未来館を見学し、先端科学の展示物はもとより、東京湾岸の華やかなお台場の雰囲気も楽しんだようです。

写真5
鈴木カップリング反応の実験に取り組む参加者

<8月25日>

午前中は共生応用化学コースで、ブロッコリーからDNAを抽出し、分析装置で確認する実験を行いました。身近な野菜から先端科学へとつながる実験に新鮮な驚きを持ったようです。

写真6
ブロッコリーからDNAを抽出する実験

午後には体験のまとめを参加者一人一人が英語で口頭発表し、質疑応答を行いました。中には日本語で頑張る生徒もいました。発表後に学部長から修了証と参加賞を受け取りました。

写真7
修了証の受領

その後の懇親会では教員、TA学生とも参加し、生徒たちと語り合い、盛会でした。是非とも上海の高校に千葉大学工学部の説明に来てほしいと生徒に頼まれ、千葉大学を友達にも紹介したいという気持ちが伝わってきました。

懇親会後の集合写真を見れば、当初の緊張はどこへやら、日本の「科学技術のおもてなし」に満足した参加者の雰囲気が伝わってきます。

写真8
懇親会後の集合写真
開講式での集合写真との雰囲気の違いは明らか

日本の高校生が対象の体験実験の印象とは異なり、今回の生徒たちは好奇心旺盛で積極的に質問するなど、その高いモチベーションに驚かされました。千葉大学のTA学生たちも大いに刺激を受けました。

このような機会を得られたのも、さくらサイエンスプログラムの支援のお陰であり、末筆ながら感謝の意を評したいと思います。