2017年度活動レポート(一般公募コース)第75号
シンガポールの学生との交流プログラム~科学技術への関心を高めよう
北九州工業高等専門学校からの報告
平成29年9月10日(日)~9月16日(土)にかけて、テマセクポリテクニック(シンガポール)から学生を招へいして、科学技術交流プログラムを実施しました。
本プログラムは、国立高等専門学校機構が学術交流協定を締結している、シンガポールのテマセクポリテクニック校より学生を招へいし、両校の学生が技術(ロボット技術やエコ技術等)への関心を高め、国際コミュニケーション能力を向上させることを目的としています。
<9月11日>
主にオリエンテーション、TA学生との交流を実施しました。原田校長への挨拶後のTA学生達とのオリエンテーションでは、学校紹介のプレゼンテーションや学内見学を行い、終始和やかな雰囲気の中、招へい者の本プログラムに対する意欲を感じるものとなりました。
<9月12日>
北九州スマートコミュニティ視察(ココスマツアー)、安川電機工場見学を実施しました。ココスマツアーでは、環境共生のための技術(水素エネルギー等)について学び、安川電機工場では産業用ロボット組立工場を見学し、ロボット技術、ものづくりの魅力に触れて、日本の最先端技術について見聞を広めました。
<9月13日>
最新研究設備を用いた技術交流、学生研究発表を中心とする技術交流を行いました。技術交流を通して、両校学生とも工学教育分野での学術的な理解や関心を深め、またお互いの国の教育や生活文化等についても交流することが出来ました。
<9月14日>
八幡製鐵所工場見学、箏・塩ビ管尺八・浴衣着付の日本伝統文化交流を実施しました。工場見学では、高炉工場、熱延工場を見学し、八幡製鐵所の歴史や製鉄の過程について学び、北九州市の工業地帯としての一面をより一層理解することが出来ました。
午後からは、箏と塩ビ管尺八の演奏・浴衣着付を楽しみながら初体験し、伝統文化の継承に携わる方々ともふれ合い、日本の伝統文化についての興味・理解を深めました。
<9月15日>
門司港レトロ地区での日本伝統文化交流を実施しました。門司港レトロ地区では、海峡ドラマシップ、旧門司税関、旧門司三井倶楽部、出光美術館等を見学し、明治から大正にかけて作られた建物、明治初期に開港した門司港の歴史について学ぶことが出来ました。
さくらサイエンスプログラムと本校の修了証書の授与後、シンガポールへの帰途につきました。