2017年度活動レポート(一般公募コース)第64号
テクニカルチャレンジ2017 in 北九州~めざせグローバルエンジニア!
北九州工業高等専門学校からの報告
平成29年8月20日(日)~8月27日(日)にかけて、北九州工業高等専門学校にて香港VTC学生8名、教員1名(自己負担にて学生9名、教員1名)を迎えて「テクニカルチャレンジ2017 in 北九州」を行いました。
テクニカルチャレンジ2017は、本校学生と海外の学生からなるチームを編成し技術課題に挑戦することで、将来のエンジニアに必要となる様々なスキルを学習するプログラムです。
課題を達成することを目標に、自分の伝えたい事を表現し、相手の伝えたい事を理解するという英語によるコミュニケーションの実践、およびグローバルエンジニアとしての意識を高めることを目的としました。
8月21日には、北九州高専内にてウェルカムセッションを行い、学校概要説明や、参加した北九州高専学生と香港VTC学生による、お互いの自己紹介を兼ねた英語によるスピーチを行いました。ニックネームやお互いの国の文化、興味を持っていることなどを紹介し合うことで、文化交流のきっかけを掴みました。
また、日本文化体験および北九州地域の近隣企業の工場見学も行いました。日本文化体験では、明治から大正にかけて作られた建物が今でも多く残っている門司港レトロ地区や、安土桃山時代に細川忠興が築城した小倉城などを、北九州高専学生と香港VTC学生の総勢約40名で見学し、近世、近代の歴史を楽しみながら学び、学生同士の交流を深めました。
工場見学では、世界的企業の1つであるトヨタ(トヨタ自動車九州)の自動車工場の見学を行い、日本が誇る自動車産業と最新の技術について見識を広めることが出来ました。
8月22日、23日、24日にはテクニカルセッションⅠ、Ⅱを実施し、北九州高専学生と香港VTC学生の混成チームによるロボットキットを利用したロボット設計・作成・ロボット作成コンセプト等のプレゼンテーション・ロボット相撲大会を行いました。
グループのメンバーと相談しながらロボットを組み立てる学生たち
このテクニカルセッションでは、北九州高専学生と香港VTC学生が英語でコミュニケーションを取りながら、ロボット設計の様々なアイデアを出し合い、技術的な討論もできる大変有意義なセッションとなりました。
8月25日の修了証書授与では、プログラム担当教員白濵先生から、ひとりずつ修了証書を授与し、本プログラム修了にあたり、来校された香港VTC学生に向けてお話しをいただきました。
香港VTC学生からも、「日本の文化や学生と触れ合い、良い経験ができた」「日本の文化を知ることができて日本を好きになった」等、嬉しい感想をいただきました。