2017年度活動レポート(一般公募コース)第47号
日本の歯科医療と文化を学ぶ国際交流プログラム
大阪歯科大学からの報告
大阪歯科大学では、2017年7月30日~8月5日の日程でアジアの5大学より総勢23名の引率教員と学生を受け入れ、7日間の研修を行いました。そのうち9名の学生を、さくらサイエンスプログラムの補助を受け、招へいすることができました(上海交通大学口腔医学院:学生3名、南方医科大学口腔医学院:学生3名、四川大学華西口腔医学院:学生3名)。
<7月30日> ホテルへ到着後、本学国際交流部 方一如委員による研修説明会と、7日間引率に同行する中国留学生学友会のメンバー紹介を行い、翌日からの研修に、安心して備えていただきました。
<7月31日> 楠葉学舎にて田中昭男副学長との面談を行い、図書館見学をした後、歯科東洋医学室 方一如教授による特別講義①を受講しました。
午後からは、京都にある(株)松風の工場見学をさせていただきました。見学後は、天満橋学舎へ移動し、川添堯彬 理事長・学長主催のWelcome partyが開催されました。アジア5大学の学生たちは、余興を行ったりし、本学の学生とアジア5大学の学生のみならず、引率教員の先生方も本学教員との親睦を深めました。
<8月1日> 天満橋学舎にて、5大学に分かれ、それぞれ附属病院見学を行いました。引率教員や学生たちは、中国では予約外の患者が多すぎることや、学生が様々な治療を行えることなど、日本との違いを感じていました。
午後からは中央歯学研究所本田義知准教授による特別講義②、口腔インプラント学講座馬場俊介教授による特別講義③を受講しました。
<8月2日> 日本文化見学として、京都を訪問しました。金閣寺・清水寺ではたくさん写真を撮り、拝観やお土産選びをとても楽しみ、中国と日本の文化の違いや似ているところを学んでいました。
<8月3日> 欠損歯列補綴咬合学講座 岡崎定司教授による特別講義④を受講しました。午後からは個人診療所見学のため、医療法人 創歯会(佐古歯科医院)へ行き、診療風景や個人診療について説明していただきました。アジア5大学の学生たちは、とても興味深く、中国の診療や保険の違いについて質問もし、学んでいました。
<8月4日> The 1st Forum for International Students(FIS)を開催し、本学歯学部生1名、大学院生4名、アジア5大学各1名の計10名による大学紹介や研究発表を行いました。他国での研究の違いなどについて、ディスカッションする場面もあり、FIS開催目的の一つでもある「国際的な学術交流を図る」を達成できたのではないかと自負しております。 アジア5大学の学生は、本学の研究力の高さに驚き、勉強になったと感想を述べていました。中には、来年は院生として、大阪歯科大学へ入学し、自分もFISで堂々と発表できるよう頑張りたい、と目標にする学生もいました。
午後からは、本学国際交流部委員と中国留学生学友会と食事を行い、FISや今回の研修についての話で盛り上がりました。
その後、大学ごとに修了証授与式を行い、本学の修了証とさくらサイエンスプログラムの修了証とバッチを授与し、この研修プログラムが全て終了しました。
<8月5日> 国際交流部 方一如委員が引率の上、関西国際空港まで見送り、無事帰国されました。
このような充実した研修を実施できたのは、さくらサイエンスプログラムに採択いただき、更にはご担当者様方の多大なご協力のお蔭だと、心より感謝申し上げます。