2016年度 活動レポート 第1号:「さくらサイエンスクラブ」東京で同窓会

活動報告(その他のプログラム) 第1号

「さくらサイエンスクラブ」東京で同窓会
日本で初めての開催、43人の同窓生が集合

科学技術振興機構(JST)からの報告

「さくらサイエンスプログラム」(SSP)で来日した学生や研究者たちでつくる同窓会「さくらサイエンスクラブ」の会合が、9月24日(土)、日本科学未来館(東京・江東区)で行われ、中国やインドネシアなどアジア7カ国、43人の同窓生が集合しました。同窓会には日本の文部科学省や在日ベトナム大使館などの関係者、そしてSSPの学生たちを担当した日本の大学関係者らも出席しました。

なお、同窓会はシンガポールやインドですでに開催されていますが、日本では今回が初めてです。

参加した43人の同窓生は現在、日本の大学や研究機関で学んだり、研究活動を行っています。いずれも以前、SSPプログラムで初来日し、日本の先端技術をはじめ文化や人々に触れ、再来日の夢を膨らませて、その夢を実現した若者たちです。ちなみに現時点までで、214人のSSP参加者が勉学や研究のために再来日しています。

同窓会では東京理科大学教授の川村康文先生が「地球環境問題解決を考える科学実験」というテーマで講演をしたあと、若者たちはグループに分かれて、さくらサイエンスプログラムが契機となって日本への留学を決めた、という話や、日本での生活の良いところや大変なところ、これから来日する若者たちへ伝えたいことなどを語り合いました。

その後、懇親会が行われ、同窓生たちはSSPで初来日したときの感動そのままに、それぞれの国の歌を披露したり、久しぶりに再会したSSPのスタッフたちと旧交を温めていました。

43人のSSP同窓生が東京に集合しました。
自己紹介の後、日本での勉強・研究などについて話し合いました。

大阪大学で物理を勉強しているインドネシアのSiti Zulaehah さん(写真中央)。「言葉は大変だけど、教授をはじめ皆とても親切」と語っていました。
「さくらサイエンスクラブ」について語る伊藤JST 副理事。

同窓生を代表して東北大学大学院のドクターコースで学ぶ、Wei Zouさん(中国)が挨拶しました。
東京理科大学教授の川村康文先生が「地球環境問題解決を考える科学実験」というテーマで講演

懇親会での記念撮影
懇親会で歌を披露する中国の同窓生たち