2016年度活動レポート(一般公募コース)第412号
日本・マレーシア 互いの連携関係を深める共同研究活動
神戸大学大学院工学研究科先端膜工学センターからの報告
神戸大学大学院工学研究科先端膜工学センターでは、さくらサイエンスプログラムの支援を受け、2017年2月27日から3月10日までの12日間、マレーシア工科大学から大学院生10名および教員1名を招へいし共同研究活動を実施しました。
マレーシア工科大学膜センターは、神戸大学工学研究科の学術協定先であり、両センターはこれまで多くの共同研究や交流実績があります。
本プランは、マレーシア工科大学の若手研究者に日本最先端の膜研究体制を体験してもらうことを通じて、両機関の膜工学に関する知識や情報の交換を活発にすることを目指し、互いの連携関係を更に深め、日本の研究に魅力を感じてもらう事で、将来的に日本で研究を行う可能性に導くことを目的としています。
初日は、本学より職員を派遣して関西空港に出迎え、日本での勉強や生活などに関するオリエンテーションを行い、その後ホテルにチェックインしました。
翌日以降、研究施設見学、実験装置操作方法の習得、サンプル解析、共同討論会、文化体験および成果発表会という、5つのセッションを行いました。
2月28日および3月1日に、本研究科先端膜工学センター見学および本学キャンパスツアーを行いました。その後、本膜工学センターにて設備を実際に利用して実験を行いました。
その結果をもとに、招へいした参加者たちは、本研究科教員、学生と共同で、最終的に成果をまとめ、9日、マレーシア工科大学、神戸大学、両学生がプレゼンテーションを行いました。
また、本事業の一環として、神戸市立青少年科学館、大阪市立科学館、大阪歴史博物館および大阪くらしの今昔館の見学を行いました。神戸、大阪という日本の町の雰囲気にも触れる事ができる良い機会となりました。
双方の学生が学術面のみならず、互いの文化を知り、交流する事によって、双方の理解を深める事ができたように感じます。マレーシア工科大学の学生のみならず、本事業に参加した本学学生にとっても大変有意義な2週間となりました。
このような素晴らしいプログラムを通して、更なる交流が深まる事を期待します。