2016年度活動レポート(一般公募コース)第378号
科学技術を担う人材としての資質向上を目指した国際交流
宮崎大宮高等学校からの報告
概要
宮崎大宮高等学校は、SGH(スーパーグローバル)活動の1つとして、2016年12月24日~12月28日の日程でさくらサイエンスプログラムを実施しました。
2016年度は、海外研修で交流をしている台湾の高雄高級中學(姉妹校締結)の生徒4名・先生1名、ベトナムのカオ・バ・クワット高校の生徒2名・先生1名、ベトナムのグエン・タッ・タン高校の生徒4名・先生1名を招へいし、以下のプログラムを実施しました。
日程概要
第1日目
空港でお迎え、歓迎夕食会
第2日目
開会行事・歓迎セレモニー、課題研究ディスカッション
科学実験教室、ホームステイ
第3日目 宮崎大学西岡賢祐教授の英語講義・施設見学(太陽光発電)
課題研究ディスカッション、科学実験教室、ホームステイ
第4日目
ソーラーフロンティア(株)見学
宮崎県水産試験場内水面支場(チョウザメ研究)講義・見学 たちばな天文台で天体観測
第5日目
課題研究ディスカッション、閉会行事
活動報告
①歓迎夕食会・歓迎セレモニー
第1日目の夜には3カ国の歓迎夕食会、第2日目の朝には、本校の和室で開会行事・歓迎セレモニーが行われました。本校はスピーチ、プレゼンテーション、箏曲部の演奏、音楽部による合唱、茶道部による茶会で歓迎しました。
これに対して、台湾・ベトナムの高校は、それぞれ学校紹介のプレゼンテーション、ダンス・踊りなどのパフォーマンスを披露しました。互いの学校や国・地域の文化を理解しあい、親睦を深めました。
②課題研究ディスカッション
本校2年生と、課題研究で互いの研究内容について発表し、その内容についてディスカッションをしました。
課題研究ディスカッション
本校1年生は、課題研究で取り組もうとする内容についての質疑を行いました。台湾・ベトナムの高校生も自分達が取り組んでいる課題研究についてプレゼンテーションを行い、ディスカッションを行いました。グループの中で、水問題など国や地域を越えて共通するグローバル・イシューについて議論を深めていました。
③3カ国生徒協働の科学実験教室
台湾・ベトナム・日本の3カ国の生徒混合のチームを結成し、自分達で課題を解決するために、議論をもとに計画をたて、実験を行う科学実験教室を行いました。作られた計画にもとづき実験を行うのではなく、課題を解決するためにアイディアを出し合って実験計画を組み立てる点が、参加した高校生・先生達から高い評価を得ました。
3カ国生徒協働の科学実験教室
④最先端の科学技術の見学・訪問
宮崎大学の西岡教授による太陽光発電の講義と施設見学、西岡研究室のシリア人留学生の体験談、ベトナム・台湾留学生との交流を行いました。
最先端の科学技術の見学・訪問
ソーラーフロンティア(株)国富工場では、太陽光発電用パネルの製造過程の見学、宮崎県水産試験場内水面支場では、稻野さんによるチョウザメ研究の講義・施設見学、たちばな天文台では、蓑部さんによる天体観測を、それぞれ行いました。
最先端の日本の科学技術に触れるとともに、研究者としての姿勢を学ぶことができました。