2016年度 活動レポート 第367号:北九州工業高等専門学校

2016年度活動レポート(一般公募コース)第367号

次世代技術者育成と国際競争力の向上を目標とした交流プログラム

北九州工業高等専門学校からの報告

平成29年3月5日~3月12日にかけて、ナンヤン・ポリテクニック(シンガポール)、キングモンクット工科大学ラカバン校(タイ)、カセサート大学(タイ)から学生を招へいして、科学技術交流プログラムを実施しました。

本プログラムでは、国立高等専門学校機構が学術交流協定を締結している、シンガポールのナンヤン・ポリテクニック、タイのキングモンクット工科大学ラカバン校、九州の9高専が学術交流協定を締結している、タイのカセサート大学からの学生と本校学生の、ロボット技術やICT等に関する専門知識への理解促進と技術力・国際競争力の向上を目標としました。

3月6日にはオリエンテーション、学内見学、ものづくりセンター先端設備の視察、TA学生との交流を実施しました。オリエンテーションでは、塚本校長の歓迎のあいさつ、北九州工業高等専門学校の概要説明、記念撮影が行われ、終始和やかな雰囲気の中、招へい者の本プログラムに対する意欲を感じるものとなりました。

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オリエンテーション
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オリエンテーション後の記念撮影

7日には(株)三松にて、設計技術、ICT技術に関するプロジェクトワーク演習が行われました。

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プロジェクトワーク演習(株式会社三松)

演習では、3次元CADソフト(SolidWorks)やVirtual Machine Simulator SMASHについて学び、設備・装置の3Dモデルを制御プログラムで動かしながらデバッグする技術について、理解を一層深めることができました。

さらに、12月に完成したばかりの新社屋と工場の見学会を実施していただき、スマートファクトリーを実現している工程管理や経理管理システムについて、大変興味深く質問していました。

8日は、本校学生との研究交流、共同研究プロジェクトの企画立案、伝統文化体験等、3月9日には企業・工場見学を実施しました。

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学内の研究交流
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共同研究プロジェクトの企画

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剣道体験

企業・工場見学では、リーフ(株)とトヨタ自動車九州(株)へ赴き、医療・介護支援ロボット、自動車組立の流れ等について学び、見聞を広めることができました。

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企業見学(リーフ株式会社)
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工場見学(トヨタ自動車九州株式会社)

10日は、北九州スマートコミュニティの視察と、安川電機ロボット工場見学を行いました。

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工場見学(株式会社安川電機)

北九州スマートコミュニティの視察では、北九州スマートコミュニティ創造事業説明、地域節電所、東田第一高炉等の見学が行われ、北九州市の低炭素社会への取り組み、協働による環境共生まちづくりについて学びました。

安川電機ロボット工場見学では、ロボット技術やものづくりの魅力に触れ、技術理解を深めることができました。

11日は、科学技術交流成果発表、高専ロボコン学生によるデモンストレーションおよび科学技術交流を実施しました。

科学技術交流成果発表では、学生が今回のプログラムを通して学んだ成果をプレゼンテーションし、意見交換を行いました。

高専ロボコン学生によるデモンストレーション、および科学技術交流では、本校ロボコンチームの学生が実際にロボットを操作し、招へい学生の関心を得ることができました。

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修了証書授与 記念撮影