2016年度 活動レポート 第364号:和歌山大学

2016年度活動レポート(一般公募コース)第364号

和歌山の科学技術と地域産業の魅力を体験

和歌山大学からの報告

【プログラムの概要】

平成29年2月26日から3月3日にかけて、中国陜西師範大学の学生10名および教員1名を招へいし、短期研修プログラムを実施しました。

このプログラムの目的は、中国陜西師範大学の学生に対して、和歌山大学における教育と科学研究の状況や、和歌山の地域振興について理解を深めてもらうことです。

具体的には、和歌山大学システム工学部による卒業研究発表会(一部企業交流会と同時開催)、経済学部の商店街再生研究成果発表会、国際観光研究センター(CTR)および観光学部の観光デジタルドームシアター体験学習、国際教育研究センター(IER)の日本文化体験などへの参加を通じて、和歌山大学の教育・研究への取り組みの全般を理解してもらいました。

また、2016年10月スイスで開催されたサイバースローン国際大会に、日本の大学から唯一出場し、4位入賞を果たした「RT-Movers」(システム工学部中嶋教授の研究チーム)の電動車いすや、国内外において先端的であり、かつ実用化されつつある「農業用アシストスーツ」(八木元教授・ベンチャー社長/ 第7回ロボット大賞優秀賞)などへの体験学習を通じて、本学の研究成果について学習して頂きました。

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農業用アシストスーツの説明を聞き、実機体験学習を行いました。

また、和歌山城、世界遺産高野山を訪問し、九度山町の住民と交流することによって、日本の歴史、文化、自然について理解を深める機会を提供しました。

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世界遺産高野山にて

【プログラムの実施状況】

<2月27日>
午前、付属図書館において和歌山大学のオリエンテーションが行われました。渡部図書館長による大学紹介、図書館の改革の現状などの説明を熱心に聞き、活発な質疑応答が行われました。

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渡部図書館長による大学紹介

午後、サイバースローンRT-Moversの紹介と実演が行われ、先生と学生同士のディスカッションが行われました。(システム工学部中嶋教授)

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サイバースローンRT-Moversの紹介と実演

<2月28日>
和歌山大学システム工学部精密物質学科の卒業研究発表会・企業交流会に特別参加しました。(伊東学部長、篠塚学科長、県民交流プラザ和歌山ビッグ愛)

精密物質学科の卒業生の研究内容について熱心なディスカッションが行われ、懇親会においては、英語、日本語、中国語を交えて様々な交流が行われ、学生同士がWeChat(微信)を交換しました。

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懇親会においては、英語、日本語、中国語を交えて様々な交流が行われました

<3月1日>
午前、和歌山大学国際教育研究センターの日本語の教室で和服を体験、日本の昔の遊びを体験しました。(長友教授、山田特任助教)

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和歌山大学国際教育研究センターの日本語の教室で和服を体験

昼、瀧学長を表敬訪問し、午後には、和歌山大学経済学部商店街再生研究成果発表会に参加しました。(足立学部長)

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瀧学長を表敬訪問
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和歌山大学経済学部商店街再生研究成果発表会に参加

<3月2日>
午前、空海が仏教留学した青龍寺の西安市の大学生たちが、世界遺産高野山を散策し、千年を経た国際交流が実現しました。また、午後、九度山町で和紙体験などを行いました。

<3月3日>
午前、藤田観光学部長より挨拶、観光学部とCTRの説明、ドームシアター見学、学生との交流などを行いました。また、学生同士、自己紹介、プレゼント交換、記念写真撮影などを通じて交流を深めました。

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観光学部とCTRの説明

午後前半、農業用アシストスーツの説明を聞き、実機体験学習を行いました。(八木元教授・ベンチャー社長)

午後後半、呉理事よりプログラム修了証書を交付しました。

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呉理事よりプログラム修了証書を交付