2016年度 活動レポート 第346号:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科

2016年度活動レポート(一般公募コース)第346号

日本で最先端の医療分子イメージングに関わる交流プログラム

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科からの報告

2017年2月26日より3月5日まで、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科において「日本で最先端の医療分子イメージングに関わる科学技術の体験プログラム」をテーマに、さくらサイエンスプログラムのプログラムを実施致しました。

本プログラムでは、中国 広州にある南方医科大学からの学生6人と、大学院生4人、合計10名の優秀な若手医師を招いて、医療分野でのグローバル人材の育成現場を体験して頂くことを目的としました。

我が国の組み込み技術における、最先端の医療分子イメージング技術を体感して頂けるように、当科の研究室や島津製作所への訪問を企画し、さらに日本での勉学、研究への熱意を喚起するため、岡山分子イメージングセミナーに参加して頂き、実際に分子イメージング実験をして頂きました。

2月27日、オリエンテーションおよび岡山大学学長、医歯薬学総合研究科長の表敬訪問を致しました。訪問後には、生命医用工学専攻・生命医用工学講座・ナノバイオシステム分子設計学と認知神経料学の研究室を見学しました。

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森田学長、那須保友医歯薬学総合研究科長らとの懇談表敬訪問
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岡山大学津島キャンパス見学

2月28日は、招へい者全員参加で岡山大学病院の見学を行いました。見学後には、岡山大学病院泌尿器科において、ロボット手術や移植手術分野について紹介して頂きました。

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泌尿器科荒木講師から講義

また、当院内にあるシュミレーションセンターにおいて、実際に内視鏡機器を手に取り、内視鏡検査シュミレーターを用いて検査、処置を体験しました。

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内視鏡シミュレーター操作を体験

3月1日および2日は、分子イメージング部門(OMIC)見学と施設の紹介を行い、簡単な分子イメージング実験を体験しました。

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分子イメージング部門(OMIC)見学
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分子イメージング関連セミナー

臨床IVRセンターにおいて、外来実習し、実際の手術を見学致しました。また、講義活動では医学系研究セミナーにも参加することが出来、最新の分子イメージングに関する医学情報を研修しました。

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細胞生物分野坂口准教授研究室セミナー後の集合写真

3月3日、4日は、京都にある島津製作所を訪問しました。研修の合間には、世界遺産である二条城、清水寺を訪れる機会もあり、最先端技術だけでなく、多くの日本文化に接することができました。

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島津製作所見学
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清水寺前で

今回のプログラムでは、岡山大学において代表的な分子イメージング部門(OMIC)と臨床IVRセンター、新医療研究開発センター 探索的医薬品開発室、医療教育統合開発センター、低侵襲治療センター等の最先端研究・医療施設や企業の見学、関連実験やセミナーに参加し、研究者・学生との幅広い交流を通して、学生たちは今後の日本での勉学、研究への熱意を高めることができたものと思います。

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留学生間の交流

以上のような取り組みを通して、招へい者たちがそれぞれの異なる文化や教育レベルを超え、アジアの若手研究者と学術情報を交換しながら友情を培い、国際的な視野に立脚した教育・研究体系形成されることを期待しております。

最後に、本プログラム実施にあたり、さくらサイエンスプログラム、岡山大学ならびに、医歯薬学総合研究科の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。