2016年度活動レポート(一般公募コース)第341号
東南アジアで活躍する次世代リーダー育成の一端を担う研究交流
埼玉大学大学院理工学研究科からの報告
平成29年2月27日から3月12日、埼玉大学大学院理工学研究科ではマレーシア プトラ大学からポスドク1名を迎え、さくらサイエンスプログラムを行いました。
埼玉大学 戦略的研究部門高木研究室では、植物の網羅的転写制御因子発現抑制ライン(CRES-Tライン)を用いた、植物転写因子機能解析手法の習得に取り組みました。
本学で同機能解析を実際に行っている、研究者や学生と英語でコミュニケーションをとりながら、形質転換植物の選抜や移植作業等、遺伝子の決定に至るまでの一連の流れを実習しました。
また、産業技術総合研究所の植物機能制御研究室を訪問し、実験施設やCRES-T種子ライブラリーを見学しました。また、光田主任研究員、鄭研究員と昼食をとりながら双方の研究内容についての意見交換を行い、有意義な時間を過ごすことができました。
3月8日には、Dr.Chanがプトラ大学での研究内容につての発表を行いました。日本でも馴染みのあるターメリック(ウコン)についての研究は大変興味深いもので、講演終了後には活発な意見交換が行われました。
同日、高木研究室のメンバー全員が見守る中、さくらサイエンス修了証書とさくらバッヂの授与式を行いました。
2週間の日本滞在中、実験技術の習得や研究の意見交換に奔走する一方で、多くの研究者や学生との交流があり、互いの文化を知りあう良い機会となりました。また、週末には国立科学博物館や、川越、柴又など関東圏内の名所を巡り、日本文化や和食に触れる機会を得ることで、より一層日本への理解を深めることができました。
参加者の感想
First of all I would like to say thank you very much to my host, Professor Takagi from Saitama University for inviting me to this exchange program. This program had been very interesting and fruitful to me because I am able to visit and learn from one of the well-known laboratory in Japan. The technology used in the laboratory here is advanced and many of the research topics are very interesting. Besides that, staying in Japan for 2 weeks had also provided me a good chance to learn about Japanese culture and lifestyles. In conclusions I think that this program is beneficial and if there's a chance, I will definitely hope to come back or working in Japan as there are still a lot more to be see and learn.