2016年度 活動レポート 第340号:北九州市立大学国際環境工学部

2016年度活動レポート(一般公募コース)第340号

アジア大学生のための環境未来都市をデザインする科学を学ぶ

北九州市立大学国際環境工学部 デワンカー・バートさんからの報告

さくらサイエンスプログラムの助成を受け、浙江工業大学から5名、浙江農林大学5名、計10名の学生を受け入れ、2017年2月19日から2月28日の10日、交流プログラムを実施しました。

本プログラムでは、北九州環境未来都市構築のための取り組みを紹介し、環境未来都市づくりの産業等の現場を見学することによって、日本の先進的な科学技術を伝えることを重点目標にしました。

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歓迎挨拶
歓迎会では、学部長の龍先生をはじめ、事務局の責任者大谷部長等も参加しました。

またこのプログラムを通して、アジアの優秀な留学生と、我が国の学生の人的ネットワークを構築し、将来、環境関連分野におけるリーダーとして、アジアの都市未来の発展に資する人材を育成することも期待しています。

国から「環境未来都市」として選定されている北九州市は、多様な環境分野の技術、省エネ技術を有しています。

今回の交流では、スマートコミュニティ、エコタウン等の見学も行い、留学生たちは「環境対応」、「超高齢化対応」、「国際環境ビジネス」などに取り組んでいる日本の科学技術の最先端に触れることができました。

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環境ミュジーアムの見学
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学研都市エコキャンパスの見学

授業では、環境未来都市構築の観点から都市環境分野での施策、持続型社会構築に向けて都市が展開すべき方向とその過程、方法論と具体的施策、環境未来都市づくりのための、地理的事象の解析等を学んでもらいました。

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授業風景

また、有名な日本建築家山梨知彦氏による講演では、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)に代表されるように、建築デザイン・施工、管理にデジタルデザインの流れが急速に広がり、教育や職能のあり方にも変化の兆しが見え始めているといった、最先端のテーマについて考えを深めることが出来ました。留学生に大きな刺激となったことと思います。

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山梨先生の講演

後半では、日本人学生との交流を一層深めるためにグループ分けをし、グループごとに小倉周辺のエリアにおいて、持続可能な未来都市像についてのワークショップを行い、最後に交流成果を報告し合いました。

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ワークショップの風景
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交流発表風景

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修了式
修了式では、コース長により、修了証書を渡しました。