2016年度 活動レポート 第298号:芝浦工業大学入試課

2016年度活動レポート(一般公募コース)第298号

中国の高校生にものづくりのおもしろさを伝える

芝浦工業大学入試課からの報告

芝浦工業大学ではさくらサイエンスプログラムによる助成を受け、2016年10月3日から10月9日までの7日間、復旦大学附属中学や上海中学等の高校生10名と引率教員1名を招き、プログラムを実施しました。

このプログラムを通して、理工系分野の学びの理解を深めること、そして日本留学に対する興味を醸成することを目的としました。

10月3日

オリエンテーションを実施し、1週間の流れを確認しました。

10月4日

一行は豊洲キャンパスを訪れ、キャンパス内を見学しました。また、学長村上雅人による講演、研究分野である超伝導材料の浮遊実験を通し、リニアモーターカーなどに応用される超伝導体について学びました。

写真1
学長の講演

今回のプログラムテーマが「ロボット技術を知る」であることから、ロボットに関する研究を行う機械機能工学科や電気工学科の研究室も見学し、様々な形のロボットがあるということを学習しました。

10月5日

豊洲キャンパスにてロボットセミナーを実施しました。これは生徒自身でボクサーロボットを組み立て、完成させたロボット同士を対決させるというものです。

写真2
ロボットセミナー競技会の様子

初めてロボットを組み立てる生徒も多く、競技会までに完成させる事ができるかどうか心配なところもありましたが、本学の学生や教職員の協力のもと全員がロボットを組み立てることができ、競技会も無事に終了することができました。

写真3
ロボットセミナー終了後オリジナルロボットと共に記念撮影

10月6日

浅草にて日本の文化を体験した後、日本科学未来館に出向き、日本の科学技術について学習しました。館内ではロボットの実演もあり、プログラムの2・3日目に触れたロボットとはまた違うものに触れることができました。

写真4
日本科学未来館にて

10月7日

CEATEC JAPAN2016に参加し、様々な企業のブースを訪れ、最先端テクノロジーについて理解を深めました。見学後は印象に残ったものについて各自の意見を発表する機会を設けました。

10月8日

大宮キャンパスを訪れ、留学生と日本人学生が共同生活を送る国際学生寮とシステム理工学部の研究室を見学しました。その後、本学学生とともにフェアウェルパーティーを実施し、1週間の成果や感想を発表しました。

写真5
研究室見学の様子

さくらサイエンスプログラムにおいて、高校生の受け入れは今回が初めてでしたが、プログラムを通して理工学のおもしろさや日本の文化、技術について伝えることに努めました。

結果として、今回プログラムに参加した高校生の在籍高校と交流を開始することができました。本プログラムや交流が、今後、日本留学に興味を持つ高校生の一助になることを望んでいます。

写真6
フェアウェルパーティー