2016年度活動レポート(一般公募コース)第278号
高専学生とともに目指す、ロボットの製作
都城工業高等専門学校からの報告
平成28年12月7日から12月16日の10日間、都城工業高等専門学校では、ミャンマー教育省の協力を得て、ミャンマー各地の工科大学の学生10名と教員1名を招へいし、さくらサイエンスプログラムの交流プログラムを実施しました。
このプログラムは、本校ロボット製作局学生とのロボット製作、本校学生との交流、日本文化体験、地元企業視察、科学技術施設見学等で構成されています。
初日は、ミャンマーから到着後、全体オリエンテーションを行い、招へい者と本プログラムに関わる学生・教職員が自己紹介を行ったり、スケジュールの確認をしたりしました。
2日目の午前中は、住友ゴム工業(株)宮崎工場にて、タイヤの製造方法について学び、工場の見学を行いました。
午後は、この研修のメインであるロボットの製作を開始しました。本校ロボット製作局に所属する学生との交流を深めながら、ライントレースロボットの製作を行い、マイコンボードの習得・姿勢制御プログラムの流れについて実践的な知識を習得しました。
参加者は、ロボットを製作するのは初めてでしたが、楽しみながら製作に励んでいました。
また、夕方には、学生交流として、本校ESSの学生と参加者がお互いの国について紹介しました。
3日目の午前中は、沖水中学校を訪問し、日本の中学校を見学しました。英語の授業にも参加し、ゲームを通して中学生との交流を図りました。
さらに、4日目には、弓道・茶道を体験、6日目には、学生会主催の交流会も行われ、参加者は、ダンス・太鼓の鑑賞や書道体験、科学実験などを通して、日本文化にも触れました。
このほか、7日目、8日目には地元企業の視察(南日本酪農協同(株)都城工場、メガソーラー発電所(鹿児島))、新幹線見学(鹿児島中央駅)を行いました。
9日目は東京に移動し、日本科学未来館(東京)で、最新テクノロジー・地球環境・宇宙・生命について学び、MEGAWEB(東京)で最新技術を用いた自動車の説明を受けました。
10日間という短い期間でしたが、参加者には、このプログラムを通して日本の科学技術に対する理解を深め、日本への興味をもってもらうことができました。
本校の学生にとっても、多くの国際交流の場をもつことができ、国際感覚を養うよい機会になりました。
この度、貴重な機会を与えてくださった、さくらサイエンスプログラムに対して厚く御礼申し上げます。また、本プログラムを実施するにあたりご協力いただいた皆様に対して、深く感謝いたします。ありがとうございました。