2016年度活動レポート(一般公募コース)第261号
持続可能材料に関するグローバル共同研究ネットワーク推進プログラム
長岡技術科学大学からの報告
長岡技術科学大学では、さくらサイエンスプログラムにより、11月21日~30日までの10日間にわたり、タイのチュラロンコン大学から6名、マレーシアのマレーシア科学大学から4名を招へいし、セミナー受講や研究を実施しました。
チュラロンコン大学、マレーシア科学大学とは、それぞれ2012年、2005年に、協定を結んで以来、教員や学生の交流が続いております。
今回、招へいした学生ならびに教職員は、持続可能社会に寄与することが期待される、バイオマス、廃棄物の再利用技術の開発のその機能性材料に関する研究を、本学にて実施しました。
日本の先導的技術と連携することで、安全性や機能性のある素材転換の技術の確立に関する研究は、東南アジア諸国における資源の利活用につながり非常に意義深いものです。
日本-タイ-マレーシアの次世代を担う若者が国を超えて、日本のリーダーシップのもと研究交流をすることは重要であり、今回の交流をきっかけに新たな共同研究ネットワークが構築されることを期待しております。
各学生は配属された研究室において、それぞれの分野における研究の実施、セミナー受講により研究室内での密な交流が行われました。
最終日には各研究について、発表交流会を開催しました。発表交流会では、日本人を含めた各学生が、お互いの研究発表に熱心に耳を傾け、また、活発な意見交換が行われました。
休日には近郊へのバスツアーを実施し、日本文化への理解を深めると同時に、参加留学生と日本人学生の相互のコミュニケーションの場として、貴重な機会となりました。
10日間と短い期間でしたが、参加者は、非常に満足しており、再度来日して本学での研究を希望する者もおりました。
今回のプログラムを通して、それぞれの分野の研究へのモチベーションが高め、3国の相互連携の基盤構築を図ることができたと思います。