2016年度活動レポート(一般公募コース)第229号
科学技術人財の育成と大学・研究機関の役割
科学技術国際交流センターからの報告
2016年12月12日~12月16日の日程で、公益社団法人科学技術国際交流センター(JISTEC)は「イノベーションを促進する科学技術人財の育成と大学・研究機関の役割」をテーマに、中国の若手行政官15名を招へいしました。
イノベーションを促進する科学技術人財の育成に大きな役割を果たす大学および研究機関の間における教職員間の交流・連携と情報共有は、極めて重要な役割であることから、大学、研究機関や文部科学省を訪問し、研究・教育の現場を視察しながら、関係者と日中間における今後の相互連携の促進、および、将来の共同研究や科学技術人材の交流など、様々な取り組みについての意見交換を行いました。
特に、文部科学省では「高等教育改革、科学技術人材育成など」についての講演を聴き、予定時間を超過するほどの多くの質問と、活発な意見交換が行われました。
また、筑波大学、東京工業大学、電気通信大学などにおいて大学の国際化、研究評価、産学連携の取組みなどについて意見交換を行った後、参加者からはファンド、知的財産権、留学状況についてなど様々な質問がなされました。
その他、産業技術総合研究所、日本科学未来館、江戸東京博物館の見学など、日本文化を含めた多岐に渡る施設の視察を行いました。
報告会においては、参加者から
「日本人は友好で、仕事に対する真面目な精神を見習う価値がある」
「研究機関と大学を見学し、日本の科学技術は非常に発達していると実感した」
「日本は凄くきれい、静かな国で、生活環境は良く、たくさん見習うべきところがあると感じた」
「回転寿司など色々とバラエティーに富んだ食事内容で、食事についても日本を感じることができた」
「機会があればまた訪問したい」
「教師同士などの意見交換をもっと行いたかった」
「都心以外の大学や研究機関の状況も知りたい」
などという積極的な感想を聞くことができました。
参加者の皆さんから、今回さくらサイエンスプログラムに参加することができ、日本において貴重な体験が出来た事への謝意を受けました。
最後に、今回の交流活動実施にあたりご支援くださった関係各位には心より御礼申し上げます。