2016年度活動レポート(一般公募コース)第223号
芝浦工大でロボットのワークショップ
タイの学生たちが大熱戦のロボット対決
芝浦工業大学では2月13日~22日、タイのスラナリー工科大学の学生10名(引率者1名)を招聘し、機械工学系研究室のインターンシップやロボットワークショップなどを通して、日本の“ものづくり”について理解を深める研修を行っています。2月16日(木)は学生たちが2日間かけて組み立てたロボットの成果を競うプログラムのハイライトが行われました。
学生たちはまず、小野直樹工学部機械機能科教授から“Introduction to basic mechanics in robots”の講義を受けました。教授はロボットの歴史をはじめ、宇宙開発から介護機器までさまざまなロボットの種類があることを紹介し、ロボットのメカニズムやさらに午後に行われるロボットの試合で勝つためのヒントまで教えてくれました。
続いて学生たちは前日に組み立てたロボットに装飾を施します。タイのビーチをイメージしたり、さそりの形、牛、カニなど想像力豊かにロボットを仕上げていきます。それらを廊下に並べ最初はデザインコンテストです。通りかかった日本の学生たちも次々とお気に入りのロボットに投票します。
なお今回、タイの学生たちが組み立てたロボットは「ボクサーロボット」と呼ばれる芝浦工大のオリジナル製品で、300個ものパーツで構成されています。
そして午後はいよいよ自分たちが作ったロボット同士の対決の時間となりました。レフリーの指示に従って、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」と学生たちは日本語で挨拶。礼儀正しく試合に臨みます。ところが戦っているうちに学生たちはしだいに興奮して、大熱戦が繰り広げられています。
全員と戦って優勝したのは3年生の女子学生Benzさん、賞状やTシャツの副賞をもらってとても嬉しそうでした。
こうして2日間にわたるロボットワークショップは終了しました。