2016年度活動レポート(一般公募コース)第215号
日本の優れたバイオ関連科学技術と産業を学ぶ
大阪大学生物工学国際交流センターからの報告
大阪大学では、さくらサイエンスプログラムにより2016年10月23日から11月1日の日程で、ラオス・カンボジア・ブルネイ・モンゴル・台湾の大学院生を招へいしました。
10月23日それぞれの居住国より関西国際空港へ到着し、第2日目翌24日にオリエンテーションを行い、第9日目に行う発表の課題とその発表時のグループが割り当てられました。
オリエンテーションでは、木下助教により第9日目発表の課題、グループ分けについて説明がありました。
第2日目午後には、古賀准教授による「Structural and functional studies of enzymes from extremophiles and their application」と題する講義が行われました。
第3日目には、2つの日本の最先端バイオテクノロジーに関する講義を受講しました。一つ目は、杉山准教授による「Yeast bioscience and biotechnology」、二つ目は、岡野助教による「Industrial application of enzymes」です。
その後、日本文化紹介と学生間交流を目的とした懇親会を開催し、招へい者側は、自分の出身大学、出身ラボの紹介をし、こちらからは大阪大学の紹介、および日本文化の紹介を行いました。
第4日目は、午前中に大阪大学工学研究科生命先端工学専攻生物工学コース英語特別コースの説明を行い、午後には大阪大学内の研究室、大阪大学工学研究科生物工学コース生物資源工学講座と同細胞工学講座を見学しました。
英語特別コースの説明では、実際に在籍する留学生と交流する機会も設け、日本への留学がより具体的に理解できるように工夫をしました。
第5日目には、次世代バイオ医薬品製造技術研究組合神戸GMP施設、理化学研究所計算化学研究機構(スーパーコンピュータ京)、シスメックス(株)を見学しました。
第6日目には、京都の島津製作所を見学し、日本の分析機器開発の歴史だけでなく、日本の最先端技術についても知見を深めました。
第7日目には、国立民族学博物館と万博記念公園を訪れました。
第9日目には、第2日目のオリエンテーション時に割り当てられた課題について、グループごとに発表、およびディスカッションが行われました。
その後、修了証書が授与されました。