2016年度活動レポート(一般公募コース)第200号
新モンゴル工科大学の学生を迎えて横浜の最先端研究を体験
横浜国立大学からの報告
2016年11月2日から11日までの10日間、さくらサイエンスプログラムの支援を受け、新モンゴル工科大学(NMIT)から学部生10名と、引率教員1名の計11名を横浜国立大学に招へいし、最先端研究を体験しました。
昨年度、本学上田一義教授の組織のもと、さくらサイエンスプログラムの支援を受けて1度目の招へいを実施し、今回が新モンゴル工科大学の受け入れは2度目になります。
新モンゴル工科大学は設立して日が浅い大学ですが、2度目の今回は特に成績上位の学生、および日本の最先端研究に関心を持っている学生を、先方の大学で学内選抜して参加していただきました。
学生たちは本さくらサイエンスプログラム オリジナルのシャツを作成して臨み、とても意欲が高く、日本の研究に対する質問・日本の学生との交流はもちろんですが、将来の日本への留学を見据えた情報収集などが目立ちました。
参加者たちは滞在期間中に、横浜国立大学の新進気鋭の研究者が主宰する8研究室を訪問し、海洋工学・計算化学・建築環境工学・地球/宇宙化学・リスク分析化学・細胞組織工学・リハビリテーション科学・構造生命化学に関する最先端の研究内容や設備に触れ、サイエンティフィックな刺激を受けていました。
5日は、鎌倉散策で日本の伝統文化にも触れました。モンゴルは海の無い国のため、新江ノ島水族館での見学はとても刺激的であったと思います。
さらに6日は、三菱みなとみらい技術館にも訪れ、日本の深海・航空・宇宙技術や国際的なエネルギー問題などについても知識を得ることができました。
9日は県内の長谷川香料 総合研究所にも訪れ、香料に関する最先端の研究内容にも触れました。
10日に新モンゴル工科大学の学生からの報告会を行い、このプログラムを通して得られた知識と経験を発表していただきました。
終了後、閉講式を行い、修了証と記念のバッジをお渡ししました。その後、Farewellパーティを開き、モンゴルの歌を披露していただくなど、今後も交流を続けていこうと約束しました。
11日の帰国日にも、参加者からは「今後もこのような交換プログラムを続けてほしい」、「将来、日本に留学したい」、「最先端の研究を見ることができて感動した」、「横浜の美しい環境と先進的な雰囲気に圧倒された」という言葉をいただきました。
このような貴重な機会をご提供いただいたさくらサイエンスプログラムに、心から感謝申し上げます。