2016年度活動レポート(一般公募コース)第185号
日本の科学技術と関西大学の魅力を伝える国際交流
関西大学化学生命工学部化学物質工学科教授 田村裕さんからの報告
関西大学とヤンゴン大学は、平成28年2月に大学間の基本、および学生交流協定を締結しています。
今回はヤンゴン大学化学科の学生を招へいし、日本の科学技術の一端を見聞してもらうとともに、関西大学の学生や若手研究者との交流を通じて、関西大学の魅力を体験してもらうことを目標に計画しました。
招へい期間は平成28年11月10日より19日までの10日間で、招へいした研修生は学生10名(女性6名、男性4名)と付添いの教員1名でした。
日本に到着した10日にはオリエンテーション、歓迎会を行い、11日にはメインキャンパスのキャンパスツアーや、南千里の関西大学別科や学生寮の見学を行なって、大学内の教育研究環境の紹介を行ないました。
また、12日には環境機能化学研究室を見学し、大学院生から研究内容の説明を受け、午後には学生間で交流を深めました。
14日には、理工学研究科長の山本教授や、化学生命工学部の川﨑教授などから、施設や研究内容の紹介をしてもらいました。
15日には大阪市立科学館を見学し、先端科学技術や科学の基本的事柄に関する展示に見入っていました。
16日には島津製作所を訪問し、製造レーンの一部と次世代機器の展示ブースを見学しました。また、京都-新大阪間を新幹線に乗車し、始めての高速鉄道に興奮していました。
17日には、グランフロントサイエンスラボと、(国研)理化学研究所 計算科学研究機構のスーパーコンピューター「京」の見学を行ないました。
18日は、年一度開催される関西大学の防災Dayでしたので、避難訓練、火災時の煙体験、消火栓・消火器の噴霧、非常用食品等を体験しました。
午後は化学・物質工学科3年次生対象の英語IVbに参加し、約60名の日本人学生に対するミャンマーやヤンゴン大学についてのプレゼン、そしてグループディスカッションを行ないました。
授業終了後、招へい者全員に修了証が手渡され、プログラムは終了しました。