2016年度活動レポート(一般公募コース)第135号
アジアの次世代グローバルエンジニア育成を目指して
北九州工業高等専門学校からの報告
北九州工業高等専門学校では、平成28年10月16日~10月25日にかけて、インドネシア・ガジャマダ大学、およびタイ・キングモンクット大学から学生を招へいして、国際交流プログラムを実施しました。
本プログラムでは、国立高等専門学校機構が学術交流協定を締結しているインドネシアのガジャマダ大学、キングモンクット大学、および、本校学生の専門知識と技術の相互理解と、英語力、国際コミュニケーションスキルの向上を目標としました。
また、次世代エネルギー・社会システムを実証している「北九州スマートコミュニティ」や、日本企業の技術を見学する機会を設け、短期間でも様々な日本の先端技術を感じること、また日本側としても、アジアの活力を取り込みつつ、アジアから世界に向けての展開、そしてアジアと共に成長することを目的としています。
10月17日にはオリエンテーション・学内施設見学を実施しました。オリエンテーションでは、塚本校長の歓迎のあいさつの後、北九州工業高等専門学校の概要説明、記念撮影と、終始和やかな雰囲気の中、招へい者の本プログラムに対する意欲を感じるものとなりました。
18日には、3次元CADソフトを使用した設計演習が行われました。設計演習では、招へい者が作成してみたいキーホルダーを、自ら3次元CADソフトを使用して設計しました。
設計されたキーホルダーは、3Dプリンターにて実際に形にして、完成品の精度等も招へい者自らが確認しました。設計から、実際にモノが出来上がるまでの一連の流れを、体験することができるプログラムとなりました。
19日、20日、21日には「北九州スマートコミュニティ―」、「北九州モノレール整備工場」、「トヨタ自動車九州」、「TOTOミュージアム」にて工場見学等を行いました。
訪問した各企業では、最先端技術に実際に触れることができ、特にスマートコミュニティ―では、次世代エネルギー循環型社会のモデルケースを見学したことで、招へい者の高い関心を得ることができました。
20日、22日、23日、24日には、卒業研究、特別研究での共同研究プロジェクト、プロジェクトワーク演習を実施しました。
本演習では、北九州工業高等専門学校学生が卒業研究・特別研究を行っている研究内容について、各研究室にてそれぞれ説明が行われ、研究内容等について、招へい学生から多数の質問が寄せられ、研究内容について、学生同士の積極的な交流を行うことができました。