2016年度 活動レポート 第133号:東京理科大学理工学部

2016年度活動レポート(一般公募コース)第133号

中国・昆明理工大学学生との日中交流プログラム―その3

東京理科大学 理工学部からの報告

11月21日の午前中は、日本語の授業がありました。日本語の最終授業ということで、時間を惜しむように必死に覚えようとする姿はとっても印象的でした。

それに続き、この日特別講師としてお招きした和楽器演奏家・山尾麻耶先生による、日本伝統芸能史についての講義と三味線の実演体験を行いました。

あれ、先生の音と違う!!

午後はお台場に向かい、日本科学未来館を見学しました。ジオ・コスモスに映し出された美しい映像に、大気、水、生命のつながりを考えたり、ノーベル賞受賞者たちの質問に答えたり、宇宙飛行士になってみたり、そしてもっと皆さんを圧倒したのはドーム3Dシアターでした。短い時間ではありましたが、皆大満足の様子でした。

科学未来館にて

22日は政策研究大学副学長角南篤先生による特別講義「Japan-China Science Cooperation & Japan’s Science and Technology Diplomacy」を受講しました。

角南先生に質問

コロンビア大学で博士号を取られた角南篤先生は、曾て中国の北京大学でも教鞭を執り、また2015年11月から日本政府の内閣府参与(科学技術・イノベーション政策担当)も務められています。

日本の科学技術だけではなく、中国の科学技術にも大変詳しい専門家として、グローバルの観点から、日中科学の過去、現在と未来についてお話をされました。大変内容の濃い講義で、学生たちから多くの質問が飛び出しました。

22日の午後は、2回目の研究室ミニ・インターンシップとして、基礎工学部・材料工学科の向後保雄先生、曽我公平先生の研究室を訪問しました。

夕方には、修了式、ならびにお別れの夕食会が開催され、国際化推進センター長の篠塚保先生から学生一人一人に修了証書を渡されました。また両校の交流発展に寄せる期待と励ましのお言葉を戴きました。

翌日23日、一行は多くの感動と未来に対する期待を胸に、無事帰国の途につきました。この度は、科学技術を通して貴重な日中交流の機会をくださったさくらサイエンスプログラム、ならびに本プログラムの実施にご協力下さった本学内外の皆さまに、心よりお礼を申し上げます。

ハイ、大成功!