2016年度活動レポート(一般公募コース)第118号
高齢者の健康増進・介護予防分野での取り組みを学ぶ
筑波大学体育系田中喜代次研究室からの報告
平成28年10月11日(火)~16日(日)、筑波大学体育系田中喜代次研究室では、中国の中央民族大学体育学院から教員1名、大学院生3名、学生5名の計9名を迎え、プログラムを行いました。
今回のプログラムは、筑波大学体育系田中喜代次研究室が高齢者の健康増進・介護予防分野で展開する特徴的な取り組みについて、セミナーや実習を中心とした活動等によって理解を深め、将来的に参加者が本学との共同研究、大学院への入学等を志すことを促す基盤形成・関係構築を行うことを目的に実施したものです。
6日間の滞在期間中には、筑波大学および近郊において、セミナー(日中の代表者による大学紹介、研究発表、意見交換)、運動指導の実習、高齢者を対象とした運動教室の見学、データ収集の現場見学など、多くのプログラムがおこなわれました。
筑波大学からの一方的な情報提供に留まらず、中央民族大学の特徴(少数民族の人材育成を使命とし、56民族の全てが集まっている)を活かした、ダンスや伝統の遊びの披露が行われ、研究室員一同が中国への興味を抱くきっかけ作りにもなりました。
自由時間には、JAXA(宇宙航空研究開発機構・茨城県つくば市)の見学も行い、参加者の方々は日本の科学力の高さに驚いていました。また、学内や近くの公園の散策、ショッピングモールでの買い物も行い、「とても整然としており、なにより道にゴミが落ちていないことが素晴らしい」などの感想を話していました。
このプログラムに参加した大学院生・学生の全員が、日本での研究・生活を体験し、理解を深められたことに対して大変有意義であったとの感想を述べていました。最後に、このような貴重な機会を与えて頂いたさくらサイエンスプログラムに、深くお礼を申し上げます。