2016年度活動レポート(一般公募コース)第100号
第9回国際サマースクールを開催しました
広島大学大学院生物圏科学研究科からの報告
広島大学大学院生物圏科学研究科では、平成28年9月7日から13日までの7日間、第9回国際サマースクールを開催しました。同スクールは、本研究科と国際交流協定校を中心とした海外大学の学生や若手研究者が、グローバルな視野で生物圏科学領域の知識と技術を共有することを目的としています。
今年度は、釜慶大学校(韓国)、全南大学校(韓国)、東海大学(台湾)、アイルランガ大学(インドネシア)、ガジャマダ大学(インドネシア)、ノン・ラム大学(ベトナム)、ミエック大学(ミャンマー)、フィリピン大学ビサヤ校(フィリピン)等から参加がありました。
初日午前のウェルカムセレモニーでは、吉村幸則研究科長をはじめ研究科教職員、学生らが出席して挨拶や自己紹介を行ないました。午後には、研究科内の複数研究室を3グループに分かれて訪問した後、研究科学生主催の国際交流パーティーが開催され、参加者はそれぞれの国や大学の紹介を行いました。
8日、9日には、参加者の希望に応じた専門的プログラムワーク(水産生物学、家畜動物学、食品科学、細胞生物学)を実施し、参加者は学生アシスタントとともに、高度な研究テクニック、知識を学びました。
9月10日には、スタディツアーとして、広島県内の二つの世界遺産を訪問しました。広島市の平和記念公園では資料館と原爆ドームを見学し、各国からの参加者にとって、広島の歴史と平和について考える機会となりました。平和記念公園から世界遺産航路のボートに乗って宮島の厳島神社を訪れ、日本の伝統文化に触れました。
12日には、本研究科と包括的研究協力協定を結んでいるオタフクソース(株)の工場を訪れ、ソースができる工程や製品管理について説明していただきました。また、講師の方の説明を受けながら、参加者が自分でお好み焼きを焼く「広島お好み焼き体験コース」にも参加し、初めての味を楽しみながら広島の食文化を経験しました。
最終日午前には、研究科説明会を開催し、広島大学や研究科の概要紹介や研究科留学生、修了生のプレゼンテーション、留学情報の提供及び質疑応答などを行いました。午後には、東広島市に本社のある精米機メーカーの(株)サタケを訪れ、同社の様々な最新設備を見学させていただきました。
企業見学の後はフェアウェルセレモニーが行われ、参加者は研究 科長から修了証書と記念品を受け取りました。
セレモニーに続き学内のカフェテリアで開催されたフェアウェルパーティーには、広島大学の理事、副学長、国際部長、国際交流グループリーダー、研究科教職員、学生アシスタントら40名余りが参加し、参加者との別れを惜しみつつ、更なる交流を深めました。