2016年度活動レポート(一般公募コース)第93号
システム発想に基づく最先端情報技術の体験プログラム
大阪府立大学からの報告
大阪府立大学では、さくらサイエンスプログラムに採択いただき、平成28年11月1日~7日の7日間、マレーシア工科大学(UTM)から大学院生、学部生合わせて10名と引率教員1名の受け入れを行いました。
工学研究科電気情報系知能情報工学分野を中心に、学内で実施されているシステム発想型物質科学リーダー養成学位プログラム(SiMS)担当教員、学生にも協力いただき、幅広い分野の最先端技術について見学、聴講を行いました。
初日、早朝の便で関西国際空港に到着した一行は、バスにて大阪府立大学へ移動しました。工学研究科副研究科長、工学域副学域長を表敬訪問した後、午後は大阪府立大学構内の植物工場を見学し、露地栽培との相違などの詳しい説明を聞きました。
2日目は、泉北にある(株)ジェイクラフト等を見学、上野社長にご案内いただきました。ジェイクラフトでは振動による医療機器開発を行っています。原理の説明をうかがった後、製品を見学しました。
上野社長のご紹介により、近隣にあるダイベア(株)、産業技術総合研究所にも訪問させていただきました。ダイベアでは高精度なベアリングについて製造工程についての説明を受けました。産業技術総合研究所では電波暗室や3Dプリンタ等を見学しました。
3日目は大阪府立大学SiMS8(博士課程教育リーディングプログラム)教員、学生による講義、ディスカッションを行いました。
4日目は大阪工業大学大宮キャンパスを訪問し、ナノファブリケーション施設、各種工作機械などを見学し、電子情報通信工学科の大松教授より説明を受けました。
5日目は大阪府立大学にて研究発表会を行いました。
6日目午前は大阪市立科学博物館にてプラネタリウムを観賞した後、各種展示、実験装置を見学しました。午後には府大に戻り、修了証書の授与を行いました。
本事業を通じて、マレーシア工科大学、大阪府立大学双方の学生が活発に交流を行うことができ、両大学の学生にとって貴重な体験となったと考えられます。また、多くの企業、大学のご支援により、様々な最先端技術を見学することができました。この場を借りて御礼申し上げたいと思います。最後に交流の機会を与えていただいた、さくらサイエンスプログラムに厚く御礼申し上げます。