さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第29号
日本舞踊、茶道、生花の実演で日本文化を学ぶ。
高校生第3グループの文化交流
国立研究開発法人科学技術振興機構
さくらサイエンスプログラムで滞日した高校生たちが、日本の文化に触れる機会を増やすため、神奈川県中原区文化協会会長で日本舞踊扇乃会主の藤嶋とみ子さん(藤嶋昭・東京理科大学学長夫人)らが交流事業で尽力されました。
藤嶋先生のほか茶道教授の湯浅清仙先生、華道教授の清水舟峰軒先生ら約15人の先生方が7月7日の夜に文化交流を開催しました。
さくらサイエンスプログラムで来日中の生徒と引率者ら55人が先生たちの日本舞踊、茶道、生花などの実演を見学しました。
最大の難問は、言葉が通じないことでした。ところが茶道、華道の先生たちは、わざわざ英語の紹介文を手作りして持参し、丁寧に生徒たちに道具の名前や花の名前などを説明してきかせました。
藤嶋先生は教え子の小学3年生と4年生の可愛らしい女の子二人を連れてきており、日本舞踊を披露してくれましたが、あまりの可愛さに高校生たちの眼は釘づけとなっていました。
着付けの先生たちはたくさんの着物、浴衣を持ち込み、高校生たちに着せてあげました。この光景を撮影するために、生徒たちも大変な騒ぎでした。
高校生たちは、それぞれ自分の興味に合わせ、日本舞踊を楽しんだり、茶道、華道の先生を囲んで談笑しました。
また茶菓子を食べながら抹茶を飲んだり、自分で作った生花作品を披露し、その写真を撮ったり、思い思いの時間を楽しく過ごしました。予定の時間をはるかに超える交流となり生徒たちは大満足であり、口々に感謝の言葉を語っていました。