さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第24号
修了証と共に日本の思い出を深く刻んだ高校生たち
さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(第3グループ)
国立研究開発法人科学技術振興機構
日本滞在最後の7月10日(金)、さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(第3グループ)の60名(中国50名、シンガポール10名)の修了式が国立オリンピック記念青少年センターで行われました。来賓として外務省、文部科学省、そして在日中国大使館や在日シンガポール大使館から関係者が出席しました。
それぞれの来賓からの挨拶の後、学生からの報告が行われました。
中国・山西省実験中学校の高行健さんは、「京都の町の精神性の深さ、日本の緑化について興味をもった。日本での1週間を通して、机に向かうことだけが科学の勉強ではない。観察、実験、そして興味をもつことが大切だと改めて知った」と語りました。
また、シンガポール、River Valley High School のTseng Fan Shuen さんは「専門的な研究に接することができ、そして熱心な先生たちに会えたことが最大の収穫」とそれぞれ日本滞在の成果を発表しました。
続いて引率の先生を代表して中国・西安交通大学附属中学のLiu Auanming先生は「日本の科学技術のパワーを感じることができた。同時に、日本文化に触れて多くのことを学んだ。これを持って帰って、多くの生徒たちに伝えたい」。
またシンガポール、Dunman High School のLim先生は「日本での素晴らしい経験を通して、それぞれ立派な科学者になってほしい」「そのために必要なのは“Step Up” “Step Out” そして“Step Forward”」と生徒たちに熱く語りかけました。
最後にさくらサイエンスプログラム総括責任者の有馬朗人先生から「科学を発展させるには国際協力が欠かせない、それを皆さんでぜひ進めて欲しい」との激励の言葉と共に代表の学生に修了証が手渡され、さくらサイエンス・ハイスクールプログラム(第3グループ)のプログラムは終了しました。