2015年度 活動レポート 第243号:法政大学

2015年度活動レポート(一般公募コース)第243号

ベトナムの高校生が理系分野の体験型プログラムに参加
法政大学からの報告

法政大学

法政大学では、3月1日(火)~3月6日(日)の期間、ベトナムより大学生10名を招聘し、さくらサイエンスプログラムによる交流プログラムを実施しました。

このプログラムは、日本とベトナムの学生が協力して理系分野の体験授業に取り組み、先端研究につながる基礎的な研究領域を体験的に習得するとともに、英語による国際連携の体験を得ることを目的としました。

初日は成田空港に到着後、本学小金井キャンパスに移動し、オリエンテーション、八名副学長による講演及び日本語特別講座を受講しました。

オリエンテーションにて
オリエンテーションにて
「日本語特別講座」受講の様子
「日本語特別講座」受講の様子

2日目は情報科学部 小池崇文教授による特別実習「フィジカル・コンピューティング入門」を受講しました。加速度、赤外線等のセンサー出力をマイクロコンピュータに取り込む実習を行いました。

特別実習「フィジカル・コンピューティング入門」受講の様子 特別実習「フィジカル・コンピューティング入門」受講の様子

3日目は理工学部 小林一行教授による特別実習「自律走行ロボットの製作」を受講しました。取り込んだセンサー情報を活用したAI制御により自律走行するロボットを製作しました。

特別実習「自律走行ロボットの製作」受講の様子①
特別実習「自律走行ロボットの製作」受講の様子①
特別実習「自律走行ロボットの製作」受講の様子②
特別実習「自律走行ロボットの製作」受講の様子②

4日目は午前中に日本科学未来館、午後にJAXA調布宇宙センター、NTT技術史料館を見学しました。

日本科学未来館訪問
日本科学未来館訪問
JAXA調布宇宙センター見学
JAXA調布宇宙センター見学

5日目は生命科学部 濱本宏教授、渡部靖夫教授による特別実習「植物病理微生物と温度変化」を受講しました。地球温暖化を念頭に、温度の変化に対する植物病原微生物の応答を学び、生命科学に対するフィジカルコンピューティングの応用について議論しました。

特別実習「植物病理微生物と温度変化」受講の様子①
特別実習「植物病理微生物と温度変化」受講の様子①
特別実習「植物病理微生物と温度変化」受講の様子②
特別実習「植物病理微生物と温度変化」受講の様子②

最終日は午前中に浅草寺を見学し、その後本学にて行われたフェアウエルパーティに参加しました。フェアウエルパーティでは、招聘者一人一人が本プログラムに対する感想を発表し、八名副学長より修了書を授与されました。学生ボランティアとの別れを惜しむ姿が見られました。

浅草寺見学 浅草寺見学

日本の最先端科学技術や日本語・日本文化の体験、また、本学大学生との知的交流を通して、ベトナムの大学生の知的好奇心を大いに刺激し、日本への興味関心及び日本の大学院への留学意欲の増進につなげることができたと考えています。

最後になりましたが、JSTを始め、今回のプログラムの運営・実施にご協力いただいた関係者の方々に厚く御礼を申し上げます。