2015年度活動レポート(一般公募コース)第192号
物理学・化学領域の横断型アジアウィンタースクールを開催
首都大学東京理工学研究科からの報告
首都大学東京
2016年1月21日~30日の日程で、インド(インド大学間共同利用加速器センター、インド宇宙科学技術大学院)、タイ(チュラロンコン大学)、台湾(国立精華大学)から本学の物理学専攻・分子物質化学専攻に7名の学生、大学院生および博士研究員を招聘しました。実質8日間の短い滞在でしたが、ホスト研究室に滞在して研究を行うとともに、セミナーやシンポジウムに参加するなど、集中的に研修活動を行いました。
1 研究室における実習(1月22日、25-28日)
7名の招聘メンバーは受入先である4研究室に配属され、以下の課題について実習を行いました。
多価イオン衝突実験(Pragya Bhatt, Turaga Sairam)
イオン蓄積実験(Najeeb Punnakayathil , Sujay Kumar)
チェレンコフ検出器を用いたミューオンの検出とポジトロニウムの寿命測定(Kittipitch Yooprasertchuti, Bovornpratch Vijarnwannaluk)
分子の電子構造および化学反応の理論計算(Chen En)
2 ミニワークショップ (1月23日)
招聘メンバー4名およびホスト研究室の若手メンバー2名による研究紹介を行いました。プログラムは以下のウェブサイトを参照してください。
http://www.comp.tmu.ac.jp/physchem3/SAKURA-TMU/WS.html
参加者のバックグラウンドを理解して今後の活動に生かすことが主な目的であり、専門分野が異なり学部生も含まれている聴衆に対して、十分に噛み砕いた説明を依頼しました。それぞれ、良く準備された講演でした。小規模のセミナーでしたが、積極的な質疑応答がありました。
3 物理学専攻と分子物質化学専攻による合同シンポジウム(1月29日)
プログラムは以下のウェブサイトを参照してください。
http://www-hep.phys.se.tmu.ac.jp/GP2016/
1名の招聘メンバー(博士研究員)が招待講演を行いました。講演の場では、学部生メンバーが臆することなく積極的に発言していたことが印象的でした。また3名の学部生、大学院生メンバーが以下の演題でポスター発表および1分間のポスタープレビューを行いました。ポスターの会場ではメンバー全員が活発に議論に参加していました。







4 交流活動等
公式な交流活動は以下の通りです。その他研究室単位で様々な活動がありました。
- 1月21日 ガイダンス
- 1月22日 研究科長と昼食会
- 1月24日 科学未来館見学ツアー、浅草見学
- 1月27日 学長と面会(大学の公式サイトで紹介されています)
- http://www.tmu.ac.jp/news/topics/12576.html
- 1月29日 シンポジウム後の交流会で招聘メンバーの所属機関紹介のプレゼンテーション
5 ウェブサイト
以上の活動はウェブサイトで公開されています。
http://www.comp.tmu.ac.jp/physchem3/SAKURA-TMU/index.html