2015年度 活動レポート 第172号:宮崎大学

2015年度活動レポート(一般公募コース)第172号

宮崎大学医学部におけるアジアの研究者たちとの国際共同研究
宮崎大学医学部からの報告

宮崎大学

2015年11月28日から12月11日の14日間、さくらサイエンスプログラムの支援を受け、宮崎大学医学部は、ミャンマー保健省医学研究局から推薦された5名の若手研究者とモンゴル国立医療科学大学から推薦された5名の教員を招へいし、共同研究活動コースを実施しました。

参加者は日本の医学研究の現状を貪欲に学ぼうと精力的にプログラムに参加しました。具体的には、まず、宮崎大学医学部で行われている基礎から臨床までの様々な医学研究についての概要を学びました。その後、基礎研究実習では、免疫組織化学、細胞培養、画像解析、ウエスタンブロットなど、分子組織細胞化学全般の技術を学習し、さらに透過型電子顕微鏡や走査型電子顕微鏡を実際に使って超微形態レベルでの解析法についても学習しました。

ラボ体験
ラボ体験
菱川教授による講義

一方、臨床分野においては、附属病院での外来診療の実際やドクターヘリの活動について視察を行いました。また、週末には地方伝統文化や地域文化にも触れ、日本や宮崎の魅力に触れる良い体験ができたと思われます。

ドクターヘリのヘリポートにて

今回のプログラムは、ミャンマー、モンゴル2か国からの参加でしたので、お互いの国の医学研究のみならず文化交流も活発に行うことができ、日本、ミャンマー、モンゴル間での相互理解を深めることもできました。

医学部長の表敬訪問

最後に、研究者交流プログラム実施にあたり、JST関係者、宮崎大学医学部各講座ならびに、附属病院診療科の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。