2015年度活動レポート(一般公募コース)第111号
中国・大連の理工系学生との日中交流プログラム―その1
東京理科大学 理工学部からの報告
東京理科大学
さくらサイエンスプログラムの支援を受け、11月11日~11月18日の日程で中国・大連理工大学から学生10名・引率教員1名を東京理科大学に招き、科学技術交流プログラムを実施しました。
初日の11月12日の午前には、開講式の後、オリエンテーションや、滞在中に訪問予定の富岡製糸場と長野県小布施町の歴史に関する事前学習を行いました。同日午後、麗澤大学日本語教育センターの齋藤茂先生による1回目の日本語授業に続き、今回の特別講師としてお招きした和楽器演奏家・山尾麻耶先生による日本伝統芸能史についての講義と三味線の実演体験を行いました。
夕刻には、招へい学生と東京理科大学・野田キャンパスの学生たちが、双方の大学紹介、キャンパスライフ紹介などを行う学生交流会を開催しました。東京理科大の紹介には、初習語として中国語を学び始めてまだ2年しか経っていない理工学部の学生たちが素晴らしい中国語によるプレゼンテーションをしてくれました。予想を大きく上回る60~70名の学生、教員が参加し、会場は、英語、中国語、日本語による多言語コミュニケーションで大盛況でした。
2日目、11月13日は、2回目の日本語の授業を受けた後、キャンパス内にある光触媒国際研究センターを見学しました。同センターの寺島千晶准教授より、光触媒研究の歴史やその日常生活への応用について分かりやすいレクチャーをいただいた後、施設内で研究が行われている現場も見学し、光触媒が水素発生や植物工場、環境浄化にも応用されていることを学びました。
午後、理工学部の中国語クラスに参加し、中国人の招へい学生と日本人の受講生がペアを組んで会話練習の実演を行い、笑いが止まらない楽しい交流の時間を過ごしました。その後、研究室ミニ・インターンシップとして、訪問学生たちの専攻にもっとも近い理工学部機械工学科・高橋昭如先生の研究室に受け入れていただきました。