2015年度活動レポート(一般公募コース)第108号
「創造し具体化する―問題解決能力を育む―」をテーマにタイの大学生と研究交流
東京都市大学からの報告
東京都市大学
タマサート大学シリントーン国際工学部(SIIT)の学部生10名が東京都市大学で「創造し具体化する―問題解決能力を育む―」をテーマに課題解決に取り組みました。
11月8日~11月15日までの8日間、SIITの学部生10名が東京都市大学の学部4年生&大学院生の協力のもと課題解決に取り組みました。さくらサイエンスプログラムによるSIITとの交流は昨年に続き2回目となりました。
東京都市大学・世田谷キャンパス(工学部・知識工学部)における「さくらサイエンスプログラム」では、学部を超えて受け入れ体制を作るのが最大の特徴となっています。今回も、工学部の機械システム工学科、医用工学科、エネルギー化学科と知識工学部の情報科学科の2学部4学科の協力を得て、プログラムが実施されました。
SIITからの招聘学生は大学4年次に所属する10名の学生です。SIITは全ての講義を英語で行っているユニークでかつグローバルな教育体制を持つ高等教育機関であり、招聘学生の英語力が抜群に高いことも特徴にもなっています。また、タイ最高峰の大学であることからも、課題への対応能力も高く優秀な学生です。
このような招聘学生の課題解決のサポートを本学の大学院生が行ったが、専門能力には一日の長が認められても、総合的な人間力に対しては、本学の大学院生が学ぶべきところも多かったように思えます。「さくらサイエンスプログラム」は単に派遣側の大学のみに恩恵をもたらすものではなく、受け入れ側である本学における大学院生に対しても実り多い成果をもたらしたものと考えてられます。
11月14日の14時00分から、成果報告会を開催しました。学生一人当たり20分の時間を使って「発表」と「質疑応答」を行いました。この講演会では、タマサート大学SIITの招聘学生にサポートを行った大学院生と研究の指導を行った教員も参加して行われた。
研究室での課題解決に費やした期間は4.5日と非常に短いものでしたが、各自が充実した研究報告を行っていました。ビデオを交えた発表、実際に実験機材を持ち込みデモを交えた発表等、工夫を凝らした発表も印象的でした。
成果報告会の後、修了式、フェアウェルパーティが行われましたが、すっかり打ち解けた両校の学生交流の場面を目の当たりにすることができました。今年もタマサート大学SIITとの「さくらサイエンスプログラム」も成功裏に終わりました。