2015年度活動レポート(一般公募コース)第79号
都市環境改善をめざし、日中の大学間で交流を展開③
千葉大学大学院園芸学研究科からの報告
千葉大学
9月7日(月)
(1)スマートシティ「柏の葉キャンパス」の実践に関する見学
千葉大学の三谷徹教授にご案内いただき、柏の葉キャンパスにおけるスマートシティの見学を行ないました。スマートシティ事業として住民参加による計画づくりと環境共生型の工夫や技術、少子高齢化社会に対応した住宅の工夫や景観デザインなどについてご説明いただき、敷地付近を散策しました。
(2)環境共生型住宅モデル「経堂の杜」の見学、レクチャー
環境共生型コーポラティブハウス「経堂の杜」を訪れ、プランナーであるチームネットの甲斐哲郎様にご案内いただき、パッシブデザインを体感しながら住宅内、屋上庭園を見学しました。見学後は甲斐様より計画コンセプトのご説明および、体感原理に基づく環境統合論に関するレクチャーを受けました。
9月8日(火)
(1)JS日本総合住生活(株)技術開発研究所スクエアJSの見学
JS日本総合住生活(株)技術開発研究所を訪問し、所長の諫早英一様、次長の小島健様、設備技術グループ課長 小林正幸様、リーダー 佐野将之様、そして間に入って調整いただいた開発企画課長の笠間篤様をはじめ皆様から歓迎の挨拶をいただき、施設の概要についてお話いただきました。その後に研究所の見学を行ないました。公営住宅の再開発事業や住宅の管理、更新技術、高齢化社会に対応した住宅の工夫などについて解説ビデオを見ながらご説明いただき、研究所内の展示用モデル住宅ビルを散策しました。
(2)環境共生まち「越谷レイクタウン」の見学と最後のまとめ(木下勇教授対応)
UR都市機構首都圏ニュータウン本部埼玉業務部埼玉東部現地事務所課長の海老沢敬一様、販売促進部販売業務第3チーム主査の刑部敬一様に水辺のまちづくり館にて、越谷レイクタウンの形成過程において、いかに水のコントロールと環境への配慮を行なってきたか、概略のお話をいただきました。治水対策を目的とする河川事業による調節池建設と、土地区画整理事業による新市街地整備を一体的な事業として行う「レイクタウン整備事業」などについて解説ビデオを見ながらご説明いただきました。その後、千葉大学の木下勇先生と打ち合わせ、プログラムをまとめながら中国からの学生たちはそれぞれ自分の意見と感想を発表しました。