2015年度活動レポート(一般公募コース)第50号
日本の農産物・海産物の食品加工技術と流通についてなどを学習
カンボジアとタイの農業を学ぶ学生が来日して共同研究を実施
名古屋大学農学部
さくらサイエンスプログラムの支援により、カンボジア王立農業大学およびタイ王国・カセサート大学から大学生10名と教員1名を招へいし、名古屋大学農学部学生と共に研修するプログラムを実施しました。
【1日目】 8月1日
中部国際空港に到着後、名古屋大学へ移動しました。ガイダンスの後、学内ツアーを行い、ノーベル賞展示室などを見学しました。
【2日目】8月2日
午前中は名古屋大学教員による講義を行い、研修4日目から予定されている「グループでの調査・体験研修」の予備知識を得ました。午後は「グループでの調査・体験研修」の計画立案をグループごとに行い、調査項目の打ち合わせを実施しました。
【3日目】8月3日
名古屋大学農学部の各研究室(植物病理学、害虫制御学、園芸科学、動物生産科学、生殖科学、生物システム工学、植物生産科学、植物遺伝育種学など)に分かれて、研究室実習を体験しました。
【4日目~6日目】8月4日~6日
5コースに分かれて、2泊3日の「グループでの調査・体験研修」を実施しました。各コースの訪問先と研修内容は以下の通りです。
①水田農業コース:
愛知県農業総合試験場水田利用研究室、JAあいちなどを訪問し、日本の水田農業の先端技術を学びました。
愛知県農業総合試験場水田利用研究室、JAあいちなどを訪問し、日本の水田農業の先端技術を学びました。
②園芸コース:
植物工場であるIGHプロジェクトや低炭素施設園芸の現場などを訪問し、最先端の園芸農業技術を視察しました。
植物工場であるIGHプロジェクトや低炭素施設園芸の現場などを訪問し、最先端の園芸農業技術を視察しました。
③動物生産コース:
生産農家および食肉処理の現場である東三河食肉流通センターや豊橋食肉衛生検査所などを訪問し、家畜生産および衛生管理の先端技術を学びました。
生産農家および食肉処理の現場である東三河食肉流通センターや豊橋食肉衛生検査所などを訪問し、家畜生産および衛生管理の先端技術を学びました。
④食品加工コース:
八丁味噌やみりんを初めとする愛知県の伝統的な調味料の製造元や、トマトや魚介類の加工会社を訪問し、日本の農産物・海産物の食品加工技術と流通について学習しました。
八丁味噌やみりんを初めとする愛知県の伝統的な調味料の製造元や、トマトや魚介類の加工会社を訪問し、日本の農産物・海産物の食品加工技術と流通について学習しました。
⑤水資源利用コース:
明治用水水源管理所、三河地方の土地改良区などを見学し、日本における水資源利用方法を学びました。
明治用水水源管理所、三河地方の土地改良区などを見学し、日本における水資源利用方法を学びました。
【7日目】8月7日
成果発表会を実施し、「グループでの調査・体験研修」で学んだことをグループごとに発表しました。成果発表会終了後、名古屋大学農学部長から学生1人1人に修了証書が手渡されました。その夜には、名古屋大学総長、国際担当理事、教育推進部長にも臨席いただいて懇親送別会を盛大に実施しました。
【8日目】8月8日
海外学生と名古屋大学農学部学生が一緒に、名古屋市内の見学へ出かけました
【9日目】8月9日
中部国際空港へ移動し、帰国の途につきました。
このように、日本の先端農業や農協組織、先端基礎研究について学んでもらうと共に、三国の学生間の交流を深めることができ、実りの多いプログラムとなりました。なお、「グループでの調査・体験研修」の訪問先の皆様には、ご多忙の中、親切に受け入れてくださいましたことに深く感謝いたします。