2015年度活動レポート(一般公募コース)第22号
中国科学院の若手研究者3名が岡山大学で植物の生態学などを学ぶ
岡山大学大学院自然科学研究科
岡山大学では8月2日から8月9日にかけて、さくらサイエンスプログラムにより、中国科学院北京植物研究所より若手研究者2名、事務管理部門若手管理職1名を招へいし、関連研究室への訪問や交流を行いました。
本プログラムは、岡山大学大学院自然科学研究科と中国科学院北京植物研究所(以下北京植物研)と新たな部局間協定を結ぶにあたり、北京植物研から優秀な若手研究者や若手管理職を招へいし、岡山大学大学院自然科学研究科光合成研究センター(以下岡山大光合成研究センター)及び岡山大学植物資源研究所(以下岡山大資源植物研)の関連研究室や岡山大事務局を訪問し、それぞれの研究内容や事務体制を紹介し、理解を深める目的で行われました。
岡山大光合成研究センターでは、沈 建仁教授、高橋裕一郎教授の研究室を訪問し、研究室の設備を見学し、研究内容の紹介を受け、研究交流を行いました。また、岡山大資源植物研では、山本洋子教授、馬 建鋒教授、坂本亘教授の研究室を訪問し、研究室の設備を見学し、研究内容の紹介を受け、研究交流を行いました。
来訪者の2名の若手研究者は植物の生理や生態学、資源植物の遺伝子の機能や性質を研究しているので、訪問した研究室の研究内容とも深い関連があり、それぞれの研究室で大変熱心に研究設備・材料を見学し、研究内容の紹介を聞き、積極的に多くの質問をしました。また、若手管理職員も植物分野の博士号を持っており、本来は関連分野の研究者であるので、研究室訪問にも同行し興味深く研究設備の見学や研究内容の紹介を受けました。さらに日本の大学の管理体制や事務体制について多くの質問を行い、研究費の使用や管理について詳しい紹介を受け、岡山大事務管理部門を見学しました。
プログラム終了後、参加者からの感想として「大変有意義な訪問で、機会があればぜひまた日本を訪れたい」「岡山大学でのそれぞれの研究室での見学、研究内容の紹介は大変刺激になり、自分の今後の研究に活かしたい」と寄せられました。また、岡山大学自然科学研究科が現在、北京植物研究所と部局間協定を締結する手続きを進めているところで、今回のプログラムは両機関の今後の交流の活発化に大いに役立つと考えられます。