2015年度活動レポート(一般公募コース)第11号
モンゴルの高校生が日本の科学技術に触れる
横浜国立大学国際戦略推進機構
6月29日~7月8日に、横浜国立大学国際戦略推進機構はさくらサイエンスプログラムの支援により、本学と大学間協定を結んでいる新モンゴル工業大学と同系列の新モンゴル高等学校から、高校生8人と教員1名を受け入れました。
本プログラムは、新モンゴル高等学校で理系分野を専攻している優秀な学生を招き、本学の教員による特別講義の聴講、本学学生との意見交換、企業視察、日本の歴史や文化に触れるプログラムを通して、我が国の最先端科学技術と日本文化に触れることを目的として実施したものです。
プログラム期間中に横浜国立大においては、経済学部・経営学部のゼミへの参加、理工学部の実験施設や研究室への訪問、14名の留学生とのグループディスカッション、モンゴル出身の留学生の指導を受けてのプレゼン資料作成を通して、多くの人との交流を深めました。
さらに、四方田千恵教授による日本語の授業への参加、アンドラディ久美准教授による日本文化に関する講義、吉田昌平教授指導による居合道体験、薩本弥生教授による浴衣の着付け体験を通じて日本文化を学びました。
キャンパスの外では、JAMSTEC(海洋研究開発機構)、富士通テクノロジーホール・富士通研究所、三菱みなとみらい技術館、東芝未来科学館を視察しました。
また、神奈川県立光陵高等学校を1日訪問し、化学の授業体験、書道・茶道体験、模擬縁日体験をしました。また、休日には鎌倉・江ノ島を視察し、午後は和賀江島を訪れ、山田均教授により、現存する最古の港湾施設の説明を受けました。
最終日の成果報告会では、モンゴルの高校生が日本語と英語で10日間のプログラムの成果を発表しました。有意義なプログラムだったことが伺える素晴らしい発表がなされ、短い滞在でしたが、様々な日本の最先端科学技術と文化について、自分の目で見て、体験することにより、多くのことを学ぶことができたと感想が述べられました。また、今後、本学に進学してさらに学びたいという感想も聞かれました。
本プログラムに協力してくださった多くの人々との交流を通じて、モンゴルと日本の文化交流と理解を深めることのできた、素晴らしいプログラムになりました。