2015年度 活動レポート 第7号:東京都市大学工学部

2015年度活動レポート(一般公募コース)第7号

医療機器や生体計測などの実習・実験に取り組む
インド・サストラ大学の教員・学生10名が東京都市大学を訪問

東京都市大学工学部

さくらサイエンスプログラムの招へいにより、インド・サストラ大学の学生9名・教員1名が9日間(7/2~7/10)のプログラムのため来日し、東京都市大学を訪問しました。

オリエンテーション終了後に集合写真

オリエンテーションの後に研究室ツアーを2日間にわたって行いました。受け入れ学科の工学部医用工学科の研究室(知覚システム工学研究室、臨床器械工学研究室、生体計測工学研究室、生体認知工学研究室)をはじめ、工学部機械システム工学科の熱流体システム研究室、電気電子工学科の電気応用研究室および大電流エネルギー研究室、並びに知識工学部情報科学科の自動制御研究室を見学し、各種先端研究について活発な質問をしながら日本の科学技術を体感していました。

ラボツアーにて
ラボツアーにて

ラボツアーにて
ラボツアーにて

プログラム中の休日を利用して日本未来科学館の見学を行いました。最先端科学技術とその未来に関する展示物を見て、未来に対する期待と展望について各々が考える良い機会となったようです。その後、引率学生とともにインドレストランにて昼食し、周辺観光を楽しみました。

プログラム後半では、3つのテーマ(X線CTを用いた画像診断、プラズマ化学修飾法を用いた生体適合性の向上、ナノカーボン材料を用いたセンサチップの評価)から課題を1つ選び、実験・実習を行いました。

サストラ大学の学生はコンピューター画像処理、ナノカーボン材料を用いたバイオセンシング、再生医療、ブレイン-マシーンインターフェースなどの多岐にわたった専門分野について勉強・研究を行っているため、医療機器および生体計測に関する内容のテーマに関して本学学生の指導のもとに実験・実習を行いました。彼らは非常に勉学意欲が高く、本学学生の良い刺激となったようです。

さらに、本学のサテライトキャンパスである二子玉川「夢キャンパス」にて来日中の教員・学生と本学学生とのティーパーティーを行いました。本学男女共同参画室の岡田往子室長と人間科学部児童学科杉本裕代講師の協力により、浴衣の試着や折り紙、七夕についての英語紙芝居など、日本の文化に触れる良い機会となりました。

ティーパーティにて、浴衣を初体験。

インドの学生も浴衣や折り紙に大変興味を持ち、本学学生と筆談・談笑しながら心から楽しんでいたようです。成果発表会では、自分の研究分野に関する内容と本学にて行った実験についての発表が行われ、本学学生の質問に対しても簡潔・適切に応答をして、本学学生の研究および国際交流に対する意識向上にも大きく寄与できたのではないかと思います。

プログラムの修了式を行った後の帰国前夜のお別れパーティーでは、三木学長も参加し、サストラ大学の学生は談笑しながら日本滞在最後の夜を満喫していました。

修了式にて
お別れパーティにて、三木学長とともに