2014年度活動レポート(一般公募コース)第94号
ハノイ建設大学の大学院生らと火災科学の学術研修 その1
東京理科大学総合研究機構火災科学研究センター
2014年10月7日(火)から10月16日(木)までハノイ建設大学より大学院生、若手研究者12名を受入れました。なお、11月6日(火)から11月11日(火)までは、本学の教員・学生がハノイ建設大学を訪問する予定です。
【10月7日(火)】
オープニングセレモニー、レセプションパーティを通し交流を図りました。国際火災科学研究科の大学院生も多数駆けつけてくれました。自己紹介などを通じ、相手を知ることから距離をなんとか縮めたいと努力をしつつも、初日ということ、言葉の壁もあり、まだまだ互いに緊張気味でした。
【10月8日(水)】
いよいよ授業開始です。主に、建築防火理論、火災シミュレーション、火災安全上の課題と対策について学びました。日本語、英語、ベトナム語が飛び交う異質な授業の雰囲気ですが、受講する眼差しは真剣そのものでした。
【10月9日(木)】
講義2日目です。火災事故と耐火設計、火災の感知、警報、通報、高齢化社会と火災安全について学びました。質問も活発に飛び交い、授業も活気あるものでした。
各授業の最後には毎回拍手とお礼の言葉が参加者から教員に送られ、毎回あたたかい雰囲気で授業を終了することができました。
【10月10日(金)】
学外の施設見学初日です。大型バスに乗って、アクアライン、川崎市消防局へ施設見学に行きました。アクアラインでは普段見ることのできない床盤下に入りました。また海の下にあるトンネルに興味を示し、真剣に説明を聞きながら、各所でカメラ等を用いて、記録をとっていました。
川崎市消防局では、指令室を見学しました。見学中も119番に通報が入り、どのように指令が発せられ、消防車が発動することとなるのかということを実際に見て、体験することができました。
【10月11日(土)】
本学の火災科学研究センター実験棟で各種試験法を学び、試験デモを体験、見学しました。試験デモでは本学の大学院生が事前に講義の準備をし、緊張しながらもしっかりとデモンストレーションを行いながら説明をしました。
デモンストレーションでは煙流動、燃焼実験を通じ実際に体験しながら学んでもらいました。
講義終了後は、本学国際火災科学研究科の大学院生が有志で企画したたこやきパーティを催しました。このようなイベントがきっかけで心が通じ、良い交流が生まれていくことを実感しました。