2014年度 活動レポート 第241号:金沢大学大学院自然科学研究科

2014年度活動レポート(一般公募コース)第241号

金沢大学環境計画と管理に関する国際ワークショップと国際学生交流プログラム

金沢大学大学院自然科学研究科

さくらサイエンスプログラムで招聘された中国(清華大学、北京大学、復旦大学、南京大学、福州大学)、台湾(政治大学)、インドネシア(University of Merdeka Malang)の学生合計10 名が2月26日に来日し、金沢大学を訪問しました。

金沢大学からは都市計画研究室に在籍する大学院生と学部生が出迎え、2月27日にウェルカムパーティーが開かれました。

27日と28日は金沢大学に於いて開催された2015年度環境計画・管理に関するに関する国際シンポジウムに金沢大学の学生と共に参加しました。国際シンポジウムにおいて、日本の大学、インドネシアの大学、台湾の大学、アブダビ大学の研究者が講演を行いました。

 
 

2月27日:2015年度環境計画・管理に関する国際シンポジウムの様子

学生たちは地域都市計画や環境関連分野の最新研究の報告に耳を傾け、積極的に質問をする姿も見られました。今回の参加者は博士課程と修士課程の大学院生であるため、各自の専門に関して深く学ぶと共に、異なる分野に関しても視野が広がったようです。

また、28日にインタネットを経由しカナダの大学研究者が講演を行い、留学生自身も研究発表を行い、学生同士および専門の研究者とも活発な討議を行っていました。

3月1日目は金沢市内において、大野の祭り、大野からくり記念館、兼六園、東茶屋街、安江金箔工芸館などの石川県内の施設を見学し、金沢市の歴史文化に関するツアーを行い、金沢市の都市計画と歴史町並みについての説明を興味深く聞いていました。

また、3月2日にはのとじま水族館を訪れ、日本の水族館の技術を視察すると共に楽しい時間を過ごしました。ツアーには金沢大学に所属する学生も同行し、交流しました。
3月3日には株式会社FORUM8の金沢事務所において、VR関連の講義を受講し、VR技術を用いたDRIVERSYSTEMを見学し、日本の最新技術に触れました。

3月4日には、世界遺産の白川郷に見学し、午後には、金沢大学の大学院生を加えた総勢22人でグループワークを行いました。
4グループに分かれ、国籍の違う学生達と議論を行い、今回の国際シンポジウムで発表した論文の内容について、さらに質疑などを行い、国際誌の特集号の査読に向けて修正必要なところ、論文全体の構成について、お互いに意見を交流し、論文提出の可能性などを確認しました。

専門用語の英語にやや苦戦する姿もありましたが、お互いの国の違いを理解しつつ討議する姿が印象的でした。最後の発表会では教員を前にまとめました内容を説明しました。その後、修了式で修了証を受け取りました。

3月4日 修了式

引き続いてのフェアウェルパーティーでは非常に盛り上がり、プログラムを通じて学生同士が仲良くなり、また多くを学び、充実した時間が過ごせたことを実感できました。日本での最後の夜を楽しく過ごした後、7日目に皆帰国の途に着きました。

留学生の皆さんも、共に過ごした金沢大学の学生の皆さんも今回の経験で得たものを今後に活かしてほしいと願います。このような貴重な機会をいただいたことに対し、JSTならびに関係者の皆様に深く感謝いたします。

参加者の感想

Very professional and Learn a lot of Different areas of information
(Mr. from China)

The program give a lot meaning to me and it will great if we can keep connected each other by your annual information
(Ms. from Indonesia)

A wide variety of knowledge was acquired and my experience has been enriched.
(Ms. from China)

Hope that I can study for the phd degree in Japan in the near future.
(Mr. from Taiwan)