2014年度 活動レポート 第2号:日本大学生物資源科学部(1)

2014年度活動レポート(一般公募コース)第2号

「さくらサイエンスプログラム」第1陣

― 台湾から17名が到着しました! ―

日本大学・生物資源科学部・植物資源科学科

7月2日午後5時すぎ、CX450便で台湾・国立中興大学の農業及自然資源学院園芸学科の林慧玲教授・陳?銘助理教授率いる学生15人(計17人)が成田空港に到着しました。一行は日本大学生物資源科学部へ向かい、同学部植物資源科学科の2週間にわたる研修プログラムに参加します。本研修はさくらサイエンスプログラムの交流事業に採択され、その最初の招へい者として日本に訪れました。
日本大学生物資源科学部の教員と学生4人が、入国ゲート前で待ち構えていると、林教授をはじめに、台湾・国立中興大学農業及自然資源学院園芸学科の学生たちが次々と姿を現しました。林教授は数年前に本学科に留学されており、また、本学科の学生が中興大学での研修に参加したときにも受け入れの中心的な役割を担当されていました。お互いに握手を交わして再会を喜び合いました。一行は旅の疲れも見せず、元気と期待がいっぱいという顔つきであり、今後の交流がいまから楽しみに思いました。

【成田空港に到着し歓迎の記念撮影に収まる台湾国立中興大学の皆さん】

本計画では,講義により我が国の農学分野を中心に、農業の現状や先端的農学研究を紹介します。また、関連の生命農学に関する実験やフィールドでの実習、農作物の加工を本学科の学生とともに行います。このように先端科学と実践的体験、また学生間交流を同時に図っていきます。さらに、神奈川県農業技術センターや三浦半島の農家視察、また、長野県や山梨県の高冷地野菜や花き産地の見学を行います。
このように基礎的研究の紹介・実践と、それが農業生産現場でどのように生かされているかを理解してもらう内容としています。
アジア地域との学術的交流は農学関連の分野を専攻する学生にとって重要な意味を持っており、台湾の研究者、学生との学術交流が実を結ぶように頑張りたいと思います。