2014年度活動レポート(一般公募コース)第188号
「Sakura Science Exchange Program; Tokai Cool Japan Technology 2015」を開催
東海大学
1月7日から17日まで、東海大学・湘南キャンパスで「Sakura Science Exchange Program; Tokai Cool Japan Technology 2015」を実施しました。本プログラムには、中国、韓国、タイ、マレーシア、台湾の5カ国6大学から18名が参加しました。
参加者は、工学部原子力工学科の「日本における科学技術の歴史」や、外国語教育センターの「日本のポップカルチャー」、教養学部国際学科の「ヒューマンセキュリティー」の講義などを受講。
「日本における科学技術の歴史」授業では、資源のない日本が新エネルギーをどのように作っていくのかについて学んだほか、「日本のポップカルチャー」の授業では“ゆるキャラ”をはじめとする日本のキャラクター文化について、その背景や理由などを紹介。「ヒューマンセキュリティー」の授業では、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故に触れながら、エネルギー問題や命の価値について学びました。
また、工学部電気電子工学科や精密工学科の研究室で取り組んでいる電気自動車・災害救助ロボットを見学するラボツアーも実施。高輪キャンパスでは、情報通信学部情報メディア学科の3Dバーチャルリアリティを体験する講座を受講、国際教育センターによる茶道体験や体育学部武道学科による柔道体験も行いました。
その他にも日本の最先端技術に触れる取り組みとして、日産自動車株式会社の横浜工場見学や東京江東区の日本科学未来館へのデイトリップも実施。
最終日には「日本と母国の科学技術比較」と題して、講義・視察先で印象に残った点や、自国での専門分野を交えて紹介するなど一人ずつプレゼンテーションを行いました。
参加者からは、「充実したプログラムで、とてもよい経験を積むことができました。ぜひまた日本を訪れたいと思います」「日本だけでなくアジア各国について学ぶよい機会になりました」「日本が文化と高度な科学技術の両面で素晴らしい国であることを知ることができました」「アジア同士で競争するのではなく、より良い未来を作るために各国とお互いの技術をシェアし協力する社会を作っていきたい」といった感想が聞かれました。