2014年度 活動レポート 第181号:早稲田大学

2014年度活動レポート(一般公募コース)第181号

シンガポールポリテクニック(Singapore Polytechnic:SP)の学生が日本の科学技術・文化を体験 その2

早稲田大学

先端研究施設見学(TWIns、産業技術総合研究所臨海副都心センター)

プログラム後半の12月2日に東京女子医科大学・早稲田大学 連携先端生命医科学研究教育施設(TWIns)、12月3日に産業技術総合研究所(産総研)臨海副都心センターを見学しました。

TWInsは東京女子医科大学と早稲田大学による医理工融合研究教育拠点で、各大学の先進的なバイオ分野研究の説明を受け、実験設備を見学しました。
産総研では最先端のゲノム情報、創薬分子プロファイリング、デジタルヒューマン工学研究の説明を受け、ライフサイエンス実験用汎用ヒト型ロボットのデモを見学しました。

人工心臓の説明を受ける(TWIns早稲田)。

細胞シート作成自動化システム(T-FACTORY)の見学(TWIns東京女子医)。


デジタルヒューマン工学の説明を受ける(産総研)。

汎用ヒト型ロボット「まほろ」のデモ見学(産総研)。


大学授業体験

早稲田大学でどのような勉強ができるかを知っていただきたいという目的から、英語プログラム実施学部のうち、政治経済学部、社会科学部、理工学部で行われている授業を、体験していただきました。
自身の学校で学んでいる内容とは違う分野で、更に高度な授業内容ということもあり戸惑いもあった学生がいたようですが、先生方の丁寧な指導を受け楽しく参加していました。


授業を体験してもらった。

SP-WASEDA Jointシンポジウム参加

滞在最終日の12月5日にSP-早稲田合同開催のシンポジウムに参加しました。本シンポジウムは「先端材料(Advanced Material)」というテーマでSP、早稲田両校から研究者が出席し、最新のナノ材料研究について講演しました。

SPの学生もプレセッションとして、本プログラムを通して学んだことや感想を発表をしました。シンポジウム後にはフェアウェルパーティが開催され、学生のホームステイ先家族も含め楽しく会食が行われました。

SP、早稲田のシンポジウム講演者と(Jointシンポ)。

フェアウェルパーティにて皆で記念撮影(Jointシンポ)。


終わりに

SPの学生には本交流の中で、高いレベルの理工系教育体験や、科学技術と産業のつながりを理解するための企業・農業見学、および先端的な研究施設への訪問を通して、日本や早稲田大学の先端科学技術や教育・研究について理解を深めてもらえたと思います。

また、上記以外にも早稲田キャンパスツアーや留学生との交流等で早稲田の文化を知り、江戸東京博物館、鎌倉・横浜見学にて日本文化の多くの知見を得られたことでしょう。

これらの経験によって彼らが日本や早稲田大学へ興味を持ち、この先シンガポールと日本、SPと早稲田大学の科学技術・教育交流が促進されることを願っております。